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グランチの配当金について

3.11以後の極端な陰謀論に人々は偏向してきたが、
その後もグランチの概念とその歴史は、金融資本主義の未来をも説明してきた。
『グランチ』の翻訳は現在進行中である。(監修・解説 シナジェティクス研究所)
☆2008年10月8日のブログから再び全文引用
「グランチは、世界規模の大量生産と大量流通のあらゆる投機的企業を創始するために
すべての金融資産を支配してきた。
非共産主義圏の金融クレジット・システムを意のままに動かすことができる。
グランチ(GR-UN-C-H)とは、全宇宙から真の富を現金化して奪う
見えない超法人格的な泥棒(GRoss UNiverse Cash Heist)〉を意味する。
負債総額、約64兆円のリーマンの破綻でさえその配当金額には及ばない。
1980年代のグランチはすでに一兆USドルを越える配当金を毎年支払ってきた。
そのグランチについて、われわれはあまりにも無知である。
『グランチ』は、1981年に出版された『クリティカル・パス』の直後に書かれた
バックミンスター・フラーの最晩年の著作である。
彼はあらゆる構造の歴史を扱った。
グランチという世界権力構造(Power Structure)も含まれたのである。
1960年代に書かれた『宇宙船地球号操縦マニュアル』に出てくる海賊のアナロジーは
『グランチ』ではいっさい使われなかった。
それゆえに、『宇宙船地球号操縦マニュアル』ほど理解されるまでに
半世紀の懐胎期間を必要とした。
同時に、グランチはますますひとびとの驚異になりつつある。」

『クリティカルパス』『シナジェティクス』『コズモグラフィー』と同様に
『グランチ』の日本語化に必要なバックミンスター・フラーの重要なタームは
すでに辞書化している。