魚には、海に遊泳料を支払う義務はない。 
鳥には、空に浮遊料を支払う義務はない。 
草には、雲に降雨量を支払う義務はない。 
熊には、山に滞在料を支払う義務はない。 
そして、 
人間は、太陽にエネルギー料を支払う義務はない。 
飛行機を購入する人は、空域を購入しない。 
船を購入する人は、海域を購入しない。 
しかし、 
家を購入する人は、大地を購入する。 
そして、 
人類の大多数は、家賃(または住宅ローンと金利)と
エネルギー料を払わされている。
さもなければ、路上かネットカフェに住んでいる。 
テクノロジーと自然エネルギーは、 
草や、魚や、鳥や、熊のように、 
人類には未だ自由化されていない。 
資本主義であろうと共産主義であろうと、 
地球温暖化は、バイオエタノールによる近視眼的な気休めに
熱中させるために、
石油資本が考案した強迫観念にすり替えられた。
これが、われわれの350万年かけた知的段階、つまり 
テクノロジーのあり方である。
われわれの危機の優先順序とその解決法はもっと基本的だ。 Y.K
