月別アーカイブ: 2007年10月

自己相似

自然界で多くみられる一見不規則な変動は、
血管の分岐構造や腸の内壁と同じ
シントロピックなフラクタル構造である。

国家は市民のためではなく、国益のために市民と戦争する。
友人があなたのためでなく、自分の利益のために絶交するように。

こうした相互作用が引き起こす人類の危機は
自然界に存在しない
エントロピックな自己相似(=フラクタル)だ。    Y.K

妥協

人酸化炭素という気体を
売ったり買ったりできる経済システムが
地球システムに接近することはないだろう。
エコロジーは妥協の産物ではない。    Y.K

半径(sweepout)

熊とカエル、そして人の感覚器の
関知できる半径(sweepout)は異なっている。
異なった生命には異なった半径がデザインされている。

森はすべての半径を許容していた。
そして、異なった森の半径は、
唯一のバイオスフィアの半径が決定していた。

それはとてつもない神秘である。

しかし、人類だけが
それらの半径を大地とともに所有してしまったので
現実を売ったり買ったりしはじめた。

見えない半径を樹木のように売ることはできない。
伐採された森の半径(sweepout)を再生することはできない。 Y.K

過密低齢化

「一般に、生活水準が高いほど、出生率は低くなる。」RBF 1961

過疎高齢化は、出生率が低くなった工業先進国の共通したパターンである。
過密低齢化は生活水準を低くすれば、自動的に発生する。
さらに地球温暖化でも自動的に加速する。

やがて人類は、都市部の過密低齢化によって
全体の生活水準は低いまま80億に到達する。        Y.K

仕事

幸福な仕事とは何か。
それは、新しい発展に参加することだ。
生きるための仕事にありつけても、人々は真の発展には失業中だ。

自然はどのようにしてエコロジーに従事しているのだろうか。 Y.K

派遣社員

派遣社員は正社員になれない格差社会が
確立されたことを嘆くことはない。

そもそも人類は350万年前に惑星地球に派遣され、
最初はみんな年金もない
ボランティアで暮らしていたのだから。 Y.K

最後の帝国

昨日の午後は 父のアトリエの<明室(Light Room)>に閉じこもっていたが、
新バージョンをダウンロードする間、
アトリエの位置をグーグルマップで確認していた。

このアングルは風景写真家を自負する父には
まったく馴染みながない。
彼は、衛星からの視野が、超望遠レンズと超広角レンズの
対立する2つの機能を備えていることにいち早く注目していた。

しかし、人間の視野角でも超広角レンズでも
一つの球面を同時にとらえることはできない。
これは球の直径とは無関係であることを議論している間に
ダウンロードは終わった。

グーグルは、つねに古い球状地図をインターネットユーザに与えている。
最後の民主主義は同時性を求めるだろう。
しかし、リアルタイムは最後の帝国になりうる。

<現在>はすでに限りなく奪われているから
<明室(Light Room)>で限りなく過去を現像できる。
私は、私が生まれる以前の過去の現像も編集も無限に自由だ。      Y.K

燃焼作用

バイオ燃料が二酸化炭素を増やさないという
科学的主張が正しいなら、
どうして煙突や排気口のない開発済みのテクノロジーを採用しないのだろうか。
(燃料電池と原子炉に炎は存在しないので
これらは科学的に間違った概念である。 ) 

科学者という最強の市民でさえも
酸化作用のないテクノロジーからは脱出させない経済システムに、
関与できないのではなく、
史上最大の略奪作戦に従事している。

惑星地球の資源の略奪が
大気圏の酸素の確実な減少によって証明される時、
二酸化炭素という構成要素の否定に止まらず、
すべての燃焼作用をどうして否定できないのだろうか。 

太陽でさえ、炎と二酸化炭素を否定した核融合反応を採用しているのは、
初期の太陽系には酸素を含む大気圏が存在しなかったからである。

太陽系の生命にすべての煙突は不要である。  Y.K

最後の群れ

地球温暖化という最大の災いをもたらした人間が
地球に優しいエコロジー企業の社債に期待する。

もうじき指導者たちが運命という最後の言葉を口にするなら、
これ以上不幸な群れはないだろう。 Y.K