月別アーカイブ: 2009年11月

臼歯

マクドナルドで20年ぶりにランチを食べた。
ソフトクリームの次に柔らかい食事だった。
2番目のマクドナルドもマスクをした
就活のスーツ姿の若者でいっぱいだった。
彼らに臼歯はいらない。
ところで、
インフルインザは唾液で溶かして、
第一大臼歯で噛み殺せるんだぜ。

道具

家庭や学校で何事も起こらないようにするのは、
いつも最善を尽くさなければならない。
一方、少しでも新しいことを期待するなら、
いつも革命的な失敗を繰り返さなければならない。
われわれの家庭や学校にあるすべての道具類は
その失敗から生まれた奇跡的な結果なのだ。

脱・学校

人間はどんなところでも
いつでも、
教えられるようになるまえから、
人間はどんなところでも
いつでも、
学べるようになっていた。
教えたいよりも、
知りたいという心がインストールされているなら、
学校は教える場ではなくなるだろう。

解決法

この世に存在する問題が、
それらの解決法よりもつねに多いのは、
問題の方が創造的だからだ。
あるいは、
破壊的だからだ。

計画的ホメオスタシス

現存するすべての構造物のなかで、人類の生存に機能している
純粋なテンセグリティ構造物は、
1972年にバックミンスター・フラーが
ノースフェイス社のためにデザインした
量産型テンセグリティドームテント以外には存在しないことに
注目しなければならない。
この世界中のアウトドアの無数のユーザたちは、
いまやテンセグリティという原理を知らなくても
より少ない物質とエネルギーによって、
外的環境が変化しても全体が一定に保たれ、
安全な内部環境を維持する機能については
すでに経験済みなのである。
エンジンのメカニズムには無知であっても
誰でも優れたドライバーになれるように。
これ以上の計画的恒常性(ホメオスタシス)は望めない。

テンセグリティ構造とは何か

その瞬間に、瞬時に、
内部を形成するために最善を尽くすテンセグリティは
絶えず振動する。
生命にとって、静止が存在しないように。
そして、純粋な構造にとって、不動の大地は必須条件ではない。
なぜなら、基礎という疑似的な大地は不要だ。
自動車や飛行機という人工物は、
床はあっても基礎がないからこそ
工場で量産できたのである。
テンセグリティは未来の構造ではない。
構造という人工物をデザインする必要がない
発見された構造原理だ。

不可能な構造

「不可能な構造」は、
最初に「可能な構造」からデザインされる
という基本ルールがある。
その逆は存在しない。
なぜなら、
われわれの脳以外に不可能な世界には住めないからである。 

パースフェクティブの牢獄

テレビを見ないと落ち着かない、
デジカメで記録しないと不安になる世界人口は増えている。
その結果、ハイビジョンテレビとデジカメはだいたい同じ価格になった。
テレビを見ると洗脳されるなら、
風景画やデジカメの映像からも洗脳されている。
効果的に洗脳するには、
情報を無意識に共有させればいい。
古代の洞窟の壁画には存在していなかった
現代人の遠近法的理解は、
いまやシステムの強化に利用されている。
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0701/escher.html
http://synergetics.jp/gallery/index.html
☆参照
「超遠近法で解くエッシャーの秘密」 アニメーション公開
http://synergetics.jp/escher/index.html

絶滅

15年前は、志のある若者たちは、
正規雇用よりも非正規雇用のほうを選んだ。
しかし、今は非正規雇用の人が正規雇用になりたがっている。
毎年5万~15万種が絶滅し過去の絶滅の数万倍の速度で絶滅しているが、
それ以前から、様々な未知の原因によって、
99.999%の種はこれまで絶滅してきたのである。
絶滅を恐れてはいけない。
バイオスフィアに正規雇用されないようにプログラムされている。
企業の存続期間は、人間の平均寿命よりも短命である。
(平均25年以下である。)
正規雇用されるための職探しよりも、
どんな目的のために何を実践できるかを学ぶほうが
絶滅しにくいだろう。
太陽系に存続できる唯一のシントロピーに到達した
バイオスフィアのように。