月別アーカイブ: 2011年11月

プレゼンテーション

Think out loudを記録するデバイスは豊富だ。
iPhone4s以後の音声認識システムによって、
将来はビデオ録画と同時に
テキストをも生成するだろう。
しかし、スティーブ・ジョブスは
2005年のスタンフォード大での卒業生に贈るメッセージで、
用意された原稿をゆっくり読んでいた。
彼は従来、
アップル社の製品のプレゼンテーションでは
1度も原稿やメモを用意しなかったはずだ。
権威が彼に
非同時的なプレゼンテーションを望んだのか。
それとも彼自身が、
学生との同時的な対話よりも
人生に対して非同時的な編集を、
選んだ瞬間なのか。
この時彼はすでに
「自伝」の中に編集されていたのだろうか。
確かに彼は原稿を読みながらスピーチしている。
ーーーー「毎日今日が最後の日だと思って生きれば、ある日それは本当になる」
“http://news.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html”:http://news.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html

除染ボランティア

そもそも「除染」といっても、
ただ放射性物質の移動が可能なだけで
その無化自体は不可能である以上、
環境省と福島県による
復興支援のための除染ボランティア募集は
すなわち
自殺志願者募集のこととみなすべきである。

生命の重さ

地球人の人口が70億人になっても
たとえ100億人になっても
地球の重さは変わらない。
だから
人類がいなくなっても
地球の重さは変わらない。
生命は
半減期で他の核種や素粒子に変わっていく
セシウムやプルトニウムと
違う存在なんだ。

地産地消の虚偽

政府は
外国産の小麦を一括輸入し
その買付価格に
調整金を上乗せした価格で、
製粉会社へ売り渡すシステムを作っている。
このシステムによって、
年間に数百億円以上の特別会計を捻出し、
この金額を国内消費量の1割程度のシェアにすぎない
国内産小麦に対する、
保護政策の補助金として充ててきた。
こうして、
外国産小麦の輸入なしには
国内産小麦の生産が成立しない現実が
用意された。
うどんや蕎麦の原料を
国内生産すればするほど、
そして国民がそれを食べれば食べるほど、
国内の小麦・そば生産農家は
自律することができないようになっている。

Think out loud

この対話には
対話するための予め用意される
メモ類はすべて排除される。
対話が始まるまでの
そして対話が始まってからの経験だけから
純粋な対話のための
シナリオが生まれる。

発明と発見の違い

<Think different>には
自己と他者との比較が必要だ。
<Think out loud=思考を声にする>には
自分を外から観る他者が必要だ。
前者からは発明が、
後者からは発見がもたらされる。
参照 
犬のしっぽ 2011年11月2日 
バックミンスター・フラー研究所

1% VS 99%

「1%が富を収奪し、99%が窮乏する世界」が
新たにやってきたのではない。
富の分配を公平に見せかけたシステムが
ただ古くなっただけである。
計画的陳腐化は
たとえば、PCや自動車だけのことでなない。
資本主義も含まれていたのである。

遠隔操作

命を支えているのは食べ物だと
誰もが思っているが、
目的を失うと
人は簡単に死ぬらしい。
より効果的に
目的を失わせるために、
核戦争よりも早く
原発が核爆発したに違いない。