月別アーカイブ: 2013年3月

最小限について

クレジット(支払い猶予期間)で最大限を求める
テクノロジーは終わった。
気楽な人生を送るには
汚染のない水と太陽とテクノロジーが必要だ。
テンセグリティは
その人生を加速するだろう。
ーーモバイル可能な最小限のテクノロジーによって。

国籍喪失権

もし民主国家を宣言した場所に
真の民主主義があるなら
国籍とイデオロギーは
出産する場所と無関係に
その国の選挙権を得る年齢の誕生日までに
個人が決定できるだろう。
少なくともオランダでは外国人が国内で出産すると
その子どもにはオランダ国籍が与えられ二重国籍となる。
すべての民主国家が国籍喪失権を自由化すると
この国のような官僚たちは生きる場所を瞬時に失うだろう。
彼らにはこの悪夢はまだ非現実的にちがいない。
国籍とイデオロギーを自由に選べない
偽の自由に繋がれているかぎり
われわれの悪夢はつねに<現実>と呼ばれている。

送料無料

送料なしのより安い商品を
クレジットカードで買い続けられる自由を
謳歌する個人主義は
民族主義と国家主義の知的な美化にすぎない。
すべてが戦争の準備に変換されているかぎり
イデオロギーも送料無料だ。

続)デフォルト・デザイン再考

住宅の個性は追加注文(option)の集積度から生まれる。
ーーーー免震装置でさえ
生物学的に人類に人種がないように
人類の生存のためのシェルターの標準装備に
オプションは存在しない。
デザインサイエンスは
すべての資本主義的な製品やサービスにおける
オプションを排除する。

デフォルト・デザイン再考

テンセグリティシェルターでは
後付けの耐震や免震、まして制震などのハードウエアは不用だ。
最初から外力エネルギーと共鳴するように
デザインされている。
テンセグリティは振動によって
構造はより構造化される。
大地に依存しない純粋なテンセグリティシェルターは
致命的な事態に対する予測的な憂いから
すべての備えはデフォルトで機能化されている。
デザインサイエンスは
つねに<憂いあれば備えなし>の
デフォルト・デザイニングを遂行する。

鏡について

両親にとって良い子どもは
自分の鏡だ。
自分の選択を反映するから。
良い教師にとって子どもは鏡だ。
子どもから教えられるから。
しかし、学ぶことに鏡は不用だ。
学ぶとはすべての鏡という等価物の反射作用の破壊から始まる。
ーーーたとえ破壊だけに終わったとしても。