月別アーカイブ: 2014年8月

計算法

数学の種々の計算法のいくつかは
いわば人間の虚勢ゲームとして登場した可能性がある。
グランチには
その盲目的な人間の虚勢方法を
独占する価値があったのである。
学生の数学の才能のほとんどは
その計算方法に適応する能力として
認識されている。
シナジェティクスは
自然に内在する数学システムを発見するのみである。

否定のシナリオ

政治家の口から出る「はい」は
肯定ではない。
否定の否定のための
シナリオにしたがった否定的プロセスである。
二重否定は、退廃した植民地の民主主義だ。

気象兵器

自然の作用を意図的に操作によって
地球または宇宙空間の構造と組成パターン、そして運動に
変更を加える気象兵器のテクノロジーが
どれほど意図的に予測的に環境を改変しようとも
自然や人間に損失を与えるかぎり
恐怖から生じる無知であることには変わりない。
自然に異常気象はない。
あるのは、加速する気象兵器のテクノロジーと
気象兵器の存在を無視した気象統計学と
超専門分化した予測能力の不足だけである。
自然に人工気象は存在しない。
あるのは、テクノロジーを作り出せると思い込んでいる
人間の思い上がりだけである。
気象兵器をデザインできても
バンアレン帯を人間がデザインしたわけはない。
「環境とは自己以外のすべて、宇宙とは自己を含むすべて」 R.B.F

預金システム

必要な時に必要とする人が使えるように
安全で信頼できる
預金システムは
技術的にはすでに可能だ。
しかし、世界中の銀行システムは
預金者が預金した瞬間から
だれも追跡できないように
どこかへ消えてしまうだけではなく
意図的に使用できなくさせる
基本的には奪う側のシステムである。

概念

気づけば気づくほどまた疑いたくなる。
疑いによって、自己は変わらない。
経験すればするほど
知識はなにも変えないことに気づく。
しかし、概念を破壊しないかぎり
経験も自己も変わらない。
概念を破壊すれば
自然にもっと学びたくなる。

空気

経済的な自由のために
いたる所で見えない鎖と金利に繋がれていることを
人々が学ぼうとしない空気を作り出している。
戦争機械を動かすには
絶えずこの空気が必要なのだ。

生活

生活費を稼ぐ仕事によって
愛することを忘れてしまうのである。
それは好都合な逃避なのである。
しかし、死は愛よりもすべての逃避を否定する。

宇宙はテクノロジーである

原爆の日にヒロシマにいる。
「バックミンスター・フラーの1927年の認識(メタフィジクス)は
エコロジーを有限なバイオスフィアにだけ求めるテクノロジーと対立してきた。
産業社会が生き残りをかけたテクノロジーは
92種類の再生的な化学元素を発明したわけでも
あらゆる生命を維持するこの惑星を発明したわけでもない。
人間がどんな生命にも容認される方法で
基本的な環境の変化に適切に意識的に関与できるテクノロジーは
つねに発見されてきた。」
このテキストは『宇宙エコロジー』が出版された2004年に、
私が本の帯に書いたものである。
惑星地球用の局所的エコロジーは、二酸化炭素を増加させない
原子力エネルギーを容認してきたばかりか
軍拡を制御することはできなかったのである。

空虚

経験には
他人の知識が含まれる。
そして、噂話や会議や儀式までも。
こうして経験は次第に
空虚で満たされていくのではなく
空虚から逃避する方法を巧妙に蓄積しているのである。
死は儀式によって
無からさえも逃避していくのである。

残像(after image)

遅延は
生命現象のすべてに横たわる
逸脱現象である。
遅延とは
認識できない<無>との間隔である。
人間はチンパンジーよりも
はるかに長い間隔を持っている。
人間が認識するためには
曖昧な残像を待たなければならない。
そして、その残像を言語に変換する。