月別アーカイブ: 2015年3月

経済的

お金をより使わない暮らし方を支えている人々は
経済的とは言えない暮らしをしている。
より安く生産する側は
知恵と物理的な手段がいるので
大抵は経済的ではない方法に陥っている。

雑草を食べない牛

人間が牛を食べ始めたから
牛は雑草ではなく
穀物を食べ始めたのではなく
アマゾンの森林は大豆畑にされ始めたから
中国人が牛肉と大豆を買い占めたのではなく
人間が直接大豆を食べないように
そして、人間が牛のために雑草を栽培しないように
モンサント社が雑草よりも
大豆の遺伝子組み換えを始めた訳でもない。
牛は本来穀物を好んでは食べないことを
そして、その苦しみを人間が無視したからだ。
大豆を食べない人間が
雑草を食べない牛をお金にしているかぎり
植物と人間の関係の生態学的な無知から
すべての食料不足が生産されている。
石油埋蔵量の間違った刷り込みから
ハイブリットカーが生産されたように
肉食も人類の食の自発性から形成されていない。

シナリオ生活

生きているときに
忘れているのは
生きているだけで
十分に幸福であるという瞬間である。
他人を利用していながら孤立する複雑な人々は
より大きく彼らを支配するグランチに依存する生活によって
幸福になれるという幻想に浸り続けている。

直観期

絆どうしは絶えず未来について語り合うが
<半減期>の未来とは無縁だ。
未来で再開するのは、愛情ではなく
放射エネルギーの渦にすぎない。
絆は愛情を騙すエネルギーに変換されていることに
気づかないほど、われわれの<直観期>は確実に衰退している。
それが原発で被曝する前からだとしたら
敗戦の構造の現れにちがいない。

一番騙し易いのは、弱い自己ではなく脳である。
感じないようにしている場所が騙されるのである。
脳は言語というフィルターがない場所を求めている。

失敗しないシステム

被曝の報酬は除染の仕事だ。
それが一番うれしい人々は
原発を再稼働して、復興するだけでは物足りない。
地震の予知をしながら
オリンピックをしたいのだ。
それらのすべての報酬を税金で支払う
失敗しないシステムは
原発が爆発してもふたたび自然災害にできるから。

もう一つのテクノロジー

国内の空中での核分裂の実験は
ヒロシマから始まってフクシマで完成した。
目的がどうであれ、基本的なテクノロジーの作用効果は
大気圏内の爆発に伴う殺傷可能な放射エネルギーと
被曝物質の拡散によって、長期的に証明できるのである。
生命圏の修復にかかるすべての修復費用と
生物的な損傷を十分に修復するための開発費用とを
負担する<もう一つのテクノロジー>がないま、
核分裂の再開を議会制民主主義が採用する場合、
生命圏の修復にかかるすべての修復費用を除外する
テクノロジーを解体することは、
科学的知識とモラルを欠いた政治家や専門家ではなく、
そして、科学者の課題ではなく、
もはや法律ではなく、
個人の想像力なのである。
想像力こそ、自然からハッキングされた
原初的なテクノロジーである。
あまねく宇宙では、それは
重さのない誠実さ(integrity)に変換可能である。
2015.03.11

シナジェティクスの操作主義

構造とパターンを相互に調整する言語は
シナジェティクスによる
新たな操作主義である。
その言語は数学言語に翻訳可能だ。
デザインサイエンスは
最も効果的な構造とパターンを物質に変換する
すべての方法に関わる。
このシナジェティクスの操作主義の有効性は
もっとも知的なプロトタイプで実証されるだろう。
時間とエネルギーと物質を最小化した
トリムタブとその形成方法において。

モデル言語

シナジェティクスに解説はいらない。
原理を発見するのみである。
それを物質化するすべてのプロセスに関わる
デザインサイエンスは
原型を3Dプリンターで担うプロダクトデザインとは
大きな違いが生じるだろう。
モデル言語の形成はメタフィジクスの側にあって
3Dプリンターやかつてのモックアップには依存していないからだ。
シナジェティクスとデザインサイエンスとの境界線は
モデル言語の形成によって原型を物質化していく行為によって
より曖昧になるのである。
原型の物質化は
Doing more with lessを加速する数学によって統合される。

包括性

自然はテンンセグリティ原理を
細胞の構造にも筋膜と骨格との相互作用にも応用してきたが
建築家は人類の住宅の基本構造への応用は不可能だと考えている。
テンセグリティ原理の発見からその応用の可能性が
決定的に遅延させられてきた原因を知る機会が乏しいのは
自然の構造を専門分化するその方法が影響してる。
テンセグリティほど
知の包括性を内包している構造は他には存在しない。
それゆえに、自然を分割した専門家によって
未だに構造解析ができないのかもしれない。
航空力学は、死の危険を伴った無数の有人の飛行実験から体系化された。
構造解析には実験の結果を
論理的に解析する以上の機能はないのである。
もっとも重要な構造のモデル言語は
構造の解析行為からは生まれていない。
構造を支配しているのは、自然の構造を定義するメタフィジクスである。