月別アーカイブ: 2018年5月

長期的な短命化計画

スラム街での緩やかな隠蔽された死よりも
戦争による人間と都市の公開された短命さによって
死の危険性を計るのは兵器テクノロジーの主目的であった。
一方で過剰な砂糖とアルコールによる緩やかな死と
それに対抗する無謀なダイエットが人口を制御している。
長期的な短命化計画は
放射性物質の除染方法とその計画をみれば明らかである。

最適な張力・斥力測定方法

張力と圧縮力の見えない相互作用をテンセグリティは視覚化した。
テンセグリティは張力モデルであり、同時に斥力モデルである。
ある特定の張力材による張力を高めると他の2点間距離は増大し
テンセグリティの直径は増大する。
これが原子核モデルの最適な張力と斥力の測定方法である。

SYNERGETICS RBF 1975
Transformation of Six-Strut Tensegrity Structures

モデル言語再考

どのように思考するかは認識論である。
シナジェティクスは知識そのものを幾何学的に組織して
モデル言語に置換するための、
そしてその過程で発見される認識の方法である。
モデルによる認識論はついに直観を発見する。
経験から抜け出た直接的かつ即時的な方法を。

思考するシナジェティクス

観察する行為が観察される対象を変えるように、
グランチを研究すると歴史が変わるように、
自然を研究し自然を発見すると自然が変わるように、
シナジェティクスは思考自体を変える。
そしてシナジェティクスは
思考を変えるシナジェティクスモデルを発見する。

SYNERGETICS RBF 1975
Tetrahedral Analysis of Plato’s Triad

誠実な清々しさ

テンセグリティの誠実な清々しさ(integrity)は
多面体のように面や連続したフレームで囲まれたり
内部が詰まった固体ではないからか。
互いに充填されなくとも
非接触で繊細に振動し続けるネットワークで
より安定するふるまいに、
無意識ににじり寄っていくのは
まだ存在がテンセグリティ化されていない
群れにいるからか。

SYNERGETICS RBF 1975
テンセグリティのふるまい

月光合成

新月では植物の芽が先に出るが、
満月では根が先に出る。
より有利な未来の光合成のために
月光という間接的な僅かな太陽光を選択して
発根か発芽かを決める光合成の準備段階では
むしろ酸素の要求度は高まり、植物は酸素欠乏に陥るはずだ。
植物は抜け出せない欠乏からどのように離脱するのだろうか。

素食

人や動物が習慣的に摂る食事は、すべて規定食(ダイエット)である。
その規定食から逸脱することはとても難しい。
食事で思考する条件が制限されているからだろう。
自然農を実践し理解すると
習慣的な粗食からプリミティブな素食(平均的ベジタリアン)に
無理なく移行できる。

平凡化vs平均化

学校ほど圧縮力のみを高めて平凡化される場所はない。

地球の自転や月の公転によって海水には潮汐力が作用して
満月に満潮があっても平均海水面が存在するように、
自然は圧縮力と張力(=引力)との相互作用に満ちている。
自然には同時的な平凡化はなく
非同時的な平均化が絶えず調和を生成している。

平均(律)化には非鏡像性や反対称性が含まれる。