月別アーカイブ: 2018年8月

非物質化する構造とパターン

テンセグリティは、構造の最後の形態(Form)ではなく、
非物質化の過程を最初に可視化した構造とパターンのモデル(Model)である。
テンセグリティは外形的な現れを比較し、
機能の違いを実験する形態学(Morphology)から発見されなかった。

Transformation of Six-Strut Tensegrity Structures SYNERGETIC RBF 1975

統計学(Statistics)は静的(Static)

平面や線も静的である。
統計学(Statistics)は静的(Static)な状態の集合を分析する。
統計学に基づいた気象学は局所的な気象を動的に予測できない。
経験的に得られたバラツキ(不確実性)は規則性あるいは不規則性を生まない。
身近な生存問題に対して直観的に関係しない方法は
つねに静的な科学である。

テンセグリティの技法

最初のテンセグリティモデルを釣糸か紐で構成した場合
そのモデルからその間違った理解を修正する現象は発見できないだろう。
テンセグリティの本質は隣り合う頂点の2点間距離を可能なかぎり維持するように
圧縮力と張力を純粋に分離し部分と全体を相互に調整する明確な技法に現れる。

操作主義的な方法

モデル言語の生成方法の発見プロセスは、
重要な操作主義的なシナジェティクスの方法論の一つである。
私がバックミンスターフラーに会うまでの自己教育的環境から編み出され、
まだ局所的な段階の方法を彼は瞬時に見抜いた。
私はその卓越した統合的知性による理解に圧倒され、
その夜はフィラデルフィアの居酒屋ーで
朝までバーボン1本を開けても私はほとんど酔っていなかった。
彼の思考を深く理解できていた自分を回想する毎に驚く。

テンセグリティの閾値(threshold)

数年間私はモバイルテンセグリティ構造の限界を追求した。
その限界とは単位体積あたりの
構造の素材重量と強度と剛性そして経済性の均衡にある。
自らの思考に基づいた破壊実験によって構造デザインの限界が引き出せる。
限界こそ純粋な構造とパターンの原型への突破口である。

再生的なクリティカル・パス

92種の元素は増えも減りもしないまま、生命はつねに物理的で再生的だ。
再生には、再生するためのシステムの自動バージョンアップも含まれる。
人間の教育システムは非再生的に復旧するばかりだ。
クリティカル・パスがないシステムには緩やかな死が内包されている。

稲穂の二酸化炭素を低下機能

猛暑で室内を閉め切ると3時間程度で1800ppmになるので換気が必要だ。
稲穂が実る時期に雷が多いが、早朝まで窓を開けたままの仕事場の二酸化炭素濃度が
通常の500ppmから350ppmにまで低下して今年の最小値を記録した。
稲穂は裏庭までの二酸化炭素を激しく吸収している。

言語の生成

シナジェティクスのモデル言語を飛躍させる3つの条件
1群れからの離脱と孤立
2それに伴う圧倒的な経済的かつ時間的貧困
3多国籍の同士たちとのコミュニケーションとその障害
これらは教育環境の改善とは無縁である。
新たなモデル言語の生成にはキャンパスなど時代遅れだ。

裏庭に自生する植物

化学肥料と相性のいい農薬と
さらにそれらに付き添っていく植物遺伝子は
自然が許容している限りすべて自然である。
しかし、それらがなくとも人間の意志に添って
植物が自生していくのは
自然に選択肢があるからだ。

裏庭に自生する紫蘇 葉の裏はバイオレット