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海に浮かぶ船のように大気圏を浮遊するテンセグリティ

自律する超軽量モバイル・テンセグリティシェルターの
強度と剛性を計算できる構造家は未だ存在しない。
構造計算の理論は原寸大プロトタイプの破壊実験から生まれる。
テンセグリティは海に浮かぶ船のように大気圏を浮遊する構造物にデザインできる。
テンセグリティは浮力によってモバイルする。

シナジェティクス研究所は、2008年超軽量テンセグリティ構造の構造とパターンを発見した。
テンセグリティ構造は、海に浮かぶ船のように大気圏を浮遊する構造物である。

モバイル・テンセグリティシェルターはシナジェティクス研究所が研究開発した生活器 制作 2008年

「存在の耐えられない軽さ」

「存在の耐えられない軽さ」ゆえに、
球状テンセグリティ構造の強度と剛性は想像を超えていた。
私は新たな「構造とパターン」を発見し、
同時にシナジェティクスの用途開発におけるシナジー的な現実性を証明した。
材料提供した東レのエンジニア全員が見学。
アセンブル120分。


シナジェティクス研究所の自律したモバイルテンセグリティシェルターのプロトタイプ 
直径6.5m 30kg カーボンテンセグリティ
2008年制作 青山スパイラルにて

テンセグリティ・シェルターの内部 直径6.5m カーボン製

テンセグリティ構造の生活器としての可能性をTHE NORTH FACEの40周年で
来日した創業者ケネス・ハップ・クロップ氏と対話した。
バックミンスターフラーにデザインを依頼したモデルがテンセグリティシェルターの内部に設置された。

シナジェティクス研究所が開発した直径6.5m重量30キロのカーボン製のテンセグリティシェルター
ハップ・クロップ氏と共にテンセグリティシェルターの内部にて。青山スパイラル 2008年

目的意識(Know Why)

ノウハウ(Know How)は、知識である。
知識には、何かを知るための動機(目的意識=Know Why)は含まれない。
しかし、動機には動機とは何かを知る経験が含まれる。
優れたノウハウを模倣することは学習であるが、
固有な動機を模倣する人は詐欺師である。

考える自由( Freedom to Think)

誰でも生きるために生活費を稼ぐ必要性によって
非効率的にならざるを得ない場合、
間違った自惚れに支配されやすくなる。
考える自由さえも経済に支配され、
ただ生きている情況を信頼していない他者と共有し始める時に、
微かに絶えず押し寄せる考える自由は宇宙に属する。

「互いに掛け替えられる」存在

どんな製品にも理論にも死が訪れる。
「掛け替えのない」アイデアは存在しない。
アイデアは無尽蔵的に、欠点は次々と発見される。
そして、人間が思考した存在ではない原理だけが生き残る。
92の有限な元素が「互いに掛け替えられる」ように。

学習しかできない人間を尊敬する社会

いつまでも学習しかできない人間を尊敬する社会はいつまでも
問題を解決できない。
「官僚は優秀ですから、私の著作などを徹夜で研究してきて、
ちゃんと正解を導き出せるのです。
彼らは言われると分かるのですが、企画力や構想力、
つまり真っ白な紙に絵を書く能力が欠如しているだけなのです。」
(軍事アナリスト 小川和久氏)

https://note.mu/ryo140423/n/n771c3ad75387

予測的デザインサイエンスの最優先課題

テンセグリティ構造をより少数のアボリジニ(aborigine)のための
生存装置としての生活器をデザインすることは、
最晩年のバックミンスター・フラーが次世代に託した
予測的デザインサイエンスの最優先課題の一つであった。
実際、その35年後の奪われた大多数でさえ
より少数に分裂した情況にいる。

アボリジニという発端や発祥(origin)

アボリジニ(aborigine)とは、原住民という意味である。
狩猟採集生活を営む先住民をアボリジニと呼んだのは
イギリスによる植民地化政策からである。
アボリジニ(aborigine)とは、
ab-originalであり
最初の剥奪という意味がある。
abortionが妊娠中絶を意味するのは
最初の発育状態から除く行為だからだ。
発端や発祥(origin)は、
後から来た大多数の都合によって
より少数のアボリジニ(aborigine)にされてきた。