デザインサイエンス」カテゴリーアーカイブ

霧のナノミスト効果

朝霧に晒され全面に結露した車のボディーを
朝日で乾燥する前に水だけで洗車すると汚れはほとんど落ちる。
霧状ミストが汚れや菌の隙間に浸透し、
塗装表面からそれらを剥離できるのは水分子の表面張力による。
しかし、結露したボディーを太陽光で再び乾燥させると
ほとんど隙間のない汚れとなり塗装をより劣化させる。

シナジー触媒

原理的理解から発するシナジェティクスモデルに
可能な限り接近するための構造デザインを構成する
最小限の素材間の相互作用が
予測を超えた物理的機能に変換される瞬間を待ち伏せる。
原理的理解に基づくデザイン操作が明らかなシナジー触媒を引き起こす時、
デザインサイエンティストは、
数学的知識には現れない物質変換に関わっている。

第2の大気圏(Biosheleter)

全方向のドラマティックな嵐を受けながら
安全に第2の大気圏で暮らせるのは
2層のモバイル・テンセグリティシェルターだけだ。
動く星と裏庭を見飽きたなら3時間以内にパッケージできる。
それでも自律的サバイバルに退屈した時は、
宅急便で誰かが受け取るだろう。
耐候性が10年以上ならば。

相対的に空気中を高速移動する

この頻度とパターンで気候変動期の台風がこの規模で通過するなら、
誰でももっと安全に何処にどんな住宅に住むべきかを科学的に思考し始める。
住宅はまだ自動車や飛行機のように空気力学的ではないが、
相対的に空気中を秒速30m以上で移動する形態に
気象予報士や建築家はまだ無関心だ。

個人的で特殊な経験

概念化は重さがない非物質的な思考過程に生まれる。
一方リアリティはつねに物理的だ。
自然の構造の概念化からテンセグリティモデルが発見され、
個人的で特殊な経験はメタフィジカルな変換を経て
ついにテンセグリティシェルターに物質化された。
生活空間はリアリティで再構成される。

夜がより暗い場所を求めて

直径8m高さ4mの全天候型自律型テンセグリティの
モバイルシェルターの床面積は約50平米である。

夢想家はより大きなシェルターの天頂に
より大きな窓があればあるほど、より夢想するだろう。
最も明るく星々が輝くように、夜がより暗い場所を求めて
いつでも移動できるから。

共鳴テンセグリティ

エルニーニョ・ラニーニャだけでなく、北極振動や太陽黒点などは
テンセグリティ構造の共鳴作用に直接的に働きかける。
風や雨や雪に変容し、そして距離を超えて満月の引力とその輝きにさえ。
外部と内部の相互作用のプロセスですべての原子核構造は振動し共鳴する。
電磁波(ガンマ線)の吸収、放出と伴いながら。

一雨毎に秋になる時に

一雨毎に秋になる時に除湿するのは初めてだ。
稲刈りの時期に湿度計が35%に一度もならなかった。
雨の日数が梅雨時期よりも秋の方が多くなる時、
住宅には用意周到な豪雪対策をしなければならない。
テンセグリティシェルターも
豪雪の耐荷重の絶好の機会を与えられるだろう。

Doing more with Lessing

出来事の再現は動詞を伴う。動詞は時間に関する言葉である。
バックミンスターフラーはDo more with Lessと表現しなかった。
それはコピーライターによる命令形の格言で終わる。
宇宙の原理を変換する重さのないシステムを発見する毎に
シナジェティクスは自然の働きを
Doing more with Lessingと捉えてきた。
主客は反転している。

すべて既製品を使うシェルター開発

非常時の生存のための最優先課題にテンセグリティ・シェルターがある。
問題解決にほとんどすべての既製品を使うことは最重要な用途開発に違いない。
仮設住宅の供給までの時間とエネルギーとコストを劇的に省略できるばかりか
これまでの非常時の生存方法を陳腐化できる。