トリムタブ」カテゴリーアーカイブ

生物を覆う薄膜の厚み

カボチャのフィルム状の表皮は、
急激に加圧して急激に減圧した時にのみ、
カボチャの分厚い硬い外皮から分離し始める。
その半透明の薄皮フィルムの厚みは、
僅か100ミクロンである。
この表皮の厚みは、
ゆで卵を剥くときに剥がす卵殻膜の厚みと同じである。
トビウオの羽根のフィルム状の薄膜の厚みも100ミクロンである。
人間の表皮細胞の表面の外皮部分の厚さは、
さらに薄く10~20ミクロン程度である。

トビウオの飛行速度は時速50~70kmで、
最大400mも連続して滑空するための折りたためるフィルム状の翼

試行錯誤のための時間の空隙

経験を伴わない学習による理解は
情報の増加になるだけで
試行錯誤から定着されない限り
脳に貯まるゴミとなる。
貯めたゴミ量を競うクイズ番組で使われる以外、
「ゴミ箱を空にする」ノウハウは
学校では教えても貰えない。
試行錯誤のための時間の空隙がなければ、
全情報量は増加しない。
空隙とは、より加速する情報のエントロピー増加に反する
自己のテクノロジーだ。

SYNERGETICS RBF 1975
“Concave octahedra” and “concave vector equilibria” pack together to define the voids of an array of close-packed spheres which in conjunction with the convex spherical vector equilibria fill allspace.

バックミンスターフラーのメタフィジックス

彼は20世紀を代表する天才である一方で、
個人のオリジナリティを否定する
メタフィジクスを備えていたと思う。
彼は一度も「デザイン」したことはなかった。
彼は「発見」しかしていない。
これはもっとも知られざるフラーの本質だと思う。
超専門化したシステムでは、
つねに局所的なオリジナリティに
こだわらなくてはならないから、
自然界のシステムの等価物を
人為的に創りだせる幻想に依存する傾向が生まれる。

ROWING NEEDLES RBF 1970
尖った方がボートの後方で、消波機能があるので高速移動できる。

自己啓発

よりよい自分や、心の成長を求めて
生まれ変われるという自己啓発を信じてはいけない。
本人の意志で、棺桶とオムツが同時に一組必要なほど、
面倒なことはない。

紙オムツの構造
吸収体の中央部をタテに2本の溝がはしり3分割しているユニークな立体構造。
本人の意志ではなく、溝に沿っておしっこをすばやく前後に分散させ、
吸収体全体で瞬時に吸収する。

情報共有に対する逃走行動

情報を共有する友達において、
次第に良い友人ではなくなるのは、
目的意識よりも情報によって、
互いに結びついている場合である。
情報共有は互いに御するための手綱に変化する。
なければもっと自由だと感じる時こそ
外側手綱核という脳領域は嫌なことを鋭敏に検出して
将来の行動を適切に変える時だ。

京都大学霊長類研究所

引張力を記憶する釣糸

大きな魚を釣った釣糸は
その引張力を記憶している。
釣人にではなく
釣糸には
より大きな魚に備える時間と経験を
与えなければならない。
経験のない釣糸は急激な引張力で破断し易いという
メタフィジクスが釣人に形成されるまで。

大きな魚を釣った釣糸

最小限の閉じた螺旋体のプリセッション

人間の体重の10%を占めているミトコンドリアには
最小限の閉じた螺旋体として
回転方向が同じ右勝手の2重螺旋DNAが
日々生成されている。
惑星の回転と軌道からこの螺旋体は
歳差運動(プリセッション)の影響を受けている。

ブロックチェーンの起源

ブロックチェーンの優れた機能は
P2Pのシステムに対して情報をモジュール単位にすることによって
データの信頼性を高める方法にある。
しかし、ブロックチェーンの概念図はまだ2次元的だ。
モジュールからなるP2Pはテンセグリティを起源とする。
その構造とパターン以上の柔軟な強度は存在しない。

外力分散機能を備えたテンセグリティはもっとも破壊されにくい構造
SYNERGETICS RBF 1975

It’s the last straw that breaks the camel’s back.

テンセグリティ構造が、「ラクダの背骨をも砕く一本の藁」
(It’s the last straw that breaks the camel’s back.)
という一つの観点から自らの一つ一つの選択と一つ一つの行動によって
すべての瞬間を生きた人間の実験方法から
発見された構造とは理解できないに違いない。
バックミンスターフラーは着想から「不連続の連続」の概念化まで22年を要している。

驚異的な感覚から始まる

シナジェティクスをモデリングから学ぶと、
数千年前の誰かが得た驚異的な感覚を覚えることがあるだろう。
つねに知的な熟考へ接近するための信頼できる感性を習得することができる。
その経験からやがてその感覚を操縦桿として見立てることが出来る。