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エコノミーの手荷物よりも軽い生存方法

テンセグリティは美しい金属彫刻やオブジェではない。
部分から推測できない全体の働きを視覚化した共鳴作用によって
統合された唯一の構造モデルである。
モバイル用の直径8mのテンセグリティ・シェルターは
宇宙的な生存方法であるが故にエコノミークラスの手荷物よりも軽い。

すべて既製品を使うシェルター開発

非常時の生存のための最優先課題にテンセグリティ・シェルターがある。
問題解決にほとんどすべての既製品を使うことは最重要な用途開発に違いない。
仮設住宅の供給までの時間とエネルギーとコストを劇的に省略できるばかりか
これまでの非常時の生存方法を陳腐化できる。

技術の用途開発(ユーティリティ)

非常時には既存のインフラに依存した機能は瞬時に分断される。
都市部では電気の供給が停止するだけで
キッチン、トイレ、冷蔵庫、冷暖房機などは機能は停止する。
気候変動期に生存するための
e・食・住のより包括的な自律性の確保には
新たな道具以上に技術の用途開発が必須である。

太陽光だけの甘栗

栗の実を秋風と太陽光で乾燥させれば糖分が増加する。
殻付きで長期に保存もできる。
殻と渋皮との隙間ができるので栗むき器は不要だ。
食べる直前に簡単に殻と渋皮が果実から分離できる。
この堅い果実は種子ではない。
ブナ科植物の果実の外皮表面を洗浄するとなぜか抗菌作用は減少する。

無為自然に接近する手段

doing more with lessing=
より少ない時間とエネルギーと物質でより効果的な作用を為す概念は、
シナジェティクスによって
doing everythig with nothingにまで極限化できる。
テンセグリティシェルターは無為自然に接近する物理的な手段である。

モバイル・テンセグリティシェルター居住実験開始

既に存在している空虚とは
答えられない理由から
方法の可能性さえも削除された空隙が継続している状態である。
テンセグリティ原理から期待された
経済的なモバイル・テンセグリティシェルターの実用性は
半世紀間以上もその空隙に幽閉されていた。
自然はテンセグリティ原理を緊急時やアウトドアのためだけに限定しなかった。

SYNERGETICS RBF 1975

生存のための生活器

モバイル・テンセグリティシェルターの原寸大の実験過程からでさえ、
つねに強烈な解放感が生まれる。

最終プロトタイプの実験結果はデザインサイエンスの最終ゴールではなく、
「金を稼ぐために働かない人々」の生活器となると共に、
これまで以上の生活水準を持続させながら
新たな生存への戦いに挑むための最新の科学的根拠になるのだ。

再生的なクリティカル・パス

92種の元素は増えも減りもしないまま、生命はつねに物理的で再生的だ。
再生には、再生するためのシステムの自動バージョンアップも含まれる。
人間の教育システムは非再生的に復旧するばかりだ。
クリティカル・パスがないシステムには緩やかな死が内包されている。

稲穂の二酸化炭素を低下機能

猛暑で室内を閉め切ると3時間程度で1800ppmになるので換気が必要だ。
稲穂が実る時期に雷が多いが、早朝まで窓を開けたままの仕事場の二酸化炭素濃度が
通常の500ppmから350ppmにまで低下して今年の最小値を記録した。
稲穂は裏庭までの二酸化炭素を激しく吸収している。