グランチ」カテゴリーアーカイブ

もっとも危険な事実

メディアは、意見が<基準>を形成するよりも
<基準>に適応した意見を生むシステムを
インストールしている。
この<基準>に従って
自分に都合のよい<社会的不正>のための
口実を記事にするだけで
<事実>をいつでも捏造できるのである。
特権に依存した<安心と安全>を作り出しているが
その<安心と安全>はもっとも危険な事実である。

再稼働

放出され続ける放射性物質の情報に関して
知的な人は過剰な懐疑心に囚われているが
大多数は単純すぎるほど無関心で暮らしている。
悪意のある動機によって事実の歪曲に
気づかなくさせるテクノロジーこそが
大多数をコントロールできると信じているグランチの下部組織、
例えば、東電の株主である独占的報道機関(=NHK)に
受信料を払い続けている
その愚かな大多数を生み出すシステムは
もはや政治的とは言えない。
この無意識的なエネルギー源こそ
だた生きているだけの<自由からの逃避>を形成しているのである。

緊急時の危機

すべての作用は反作用を受けるだけではなく
非同時的にそれらが合成された結果を次々に形成する。
その結果は最初の反作用とは明らかに異なっている。
緊急時の最大の危機は
無数の反作用だけを想定している平時の危機の概念にある。
真の危機とは、自然からではなく
部分から推測できない人間の無知にある。

反対称性と非対称性

シナジェティクスの探究によって
「生命世界の非対称性―自然はなぜアンバランスを選択するか」ではなく
生命はどのように反対称性によって非対称性を回避しているのかを
説明できるにちがいない。
非対称性が均衡を破壊しているように見えるのは
あるいは、対称性が破れているように見えるのは
観察者の局所的な経験によって制限されている可能性がある。
シナジェティクスは、
反対称性と非対称性(鏡像対称性)とを明確に分離できる
シナジェティクスモデルを1981年に発見している。
反対称性のシナジェティクスモデルが発見されも
それまでの対称性の概念がまだ生き残っているのは
社会的な認識上のタイムラグではなく
モデルによる思考言語の破壊の方法にある。

続)人工中絶(abortion)

学校は<できそこないや失敗>を排除するシステムの維持に
両親を巻き込むために
PTA(Parent-Teacher Association)を組織してきた。
PTAは民主主義の演習の場であるという認識こそ
戦争に容易く利用できるからだ。
実際、PTAは<空気を読める>両親たちから構成されている。
つまり、発祥や起源が
最初から剥離(人工中絶=ab-original)されるように。

デフォルト(default)言語

発端の剥奪(人工中絶=ab-original)とは
デフォルトの剥奪、または
デフォルトからの離脱も含まれる。
デフォルト(=自動的に定まった標準 default)とは
起源(origin)そのものである。
しかし、デフォルトは
意図的に中途離脱によって欠損する怠慢な行為を意味するように
すっかり変容させられてきたのであるが、
同時にデフォルトという自然状態では
敗訴させる記号言語の構造をこしらえてきたのである。
シナジェティクスのモデル言語は
このデフォルト(default)という奪われる前の
最初の構造にもっとも接近する。
たとえば、テンセグリティ構造の発見のように
自然界では圧縮材だけの連続した構造は存続し得ないという
デフォルト言語を科学的に視覚化したのである。

原住民(aborigine)

アボリジニ(aborigine)とは、原住民という意味である。
狩猟採集生活を営む先住民をアボリジニと呼んだのは
イギリスによる植民地化政策からである。
アボリジニ(aborigine)とは
ab-originalであり
<最初の剥奪>という意味がある。
abortionが妊娠中絶を意味するのは
<最初の発育状態から除く>行為だからである。
発端や発祥(origin)は
後から来た大多数によって
より少数のアボリジニ(aborigine)にされてきた。
排除されるすべてのアボリジニは
本質的に宗教組織を含んだ世界権力構造と対立する。

人工中絶(abortion)

頭を切り落とされたトンボは飛行しようとする。
頭を切り落とされた鶏がしばらく走り回るには
物理的な反射システムが必要だ。
反射作用の集積と統合によって
生まれてくる胎児を物理的な生命として認識できる。
意識(consciousness)とその独自性は
誕生という概念以外では捉えられない。
気づき(awareness)は
物質的であり、誕生と共に始まる。
この気づきは、子宮内での受精直後から始まると考えられる。
人間がこしらえた計画などの失敗や挫折なども
概念的に<中絶>または<できそこない>と考えているのは
宗教がこの哲学的な認識の形成に深く関与してきたからである。

地球温暖化説

昨晩のNHKでは
広島の大規模土砂災害が
地球温暖化説をもとに解説された。
地理学なき土地資本主義の犠牲者は
間違った理由からふたたび埋葬される。
局所的な事実にこだわる科学者を信じてはいけない。
彼らが終身雇用された国家公務員だからではない。
二酸化炭素をお金と交換するシステムに、意志を託してはいけない。
そのシステムが原発を輸出しているからではない。
真実は、事実を統合したものではないからだ。
事実はつねに編集され、真実は発見されるのみである。

教師

教師とは
教師が他の教師を教えることに成功した
訓練された再分配システムのことである。
創造性は
この再分配システムに不要であるばかりか
分配の効率を阻む存在である。
こどもの個性と自由は
この分配の効率の範囲内で許容されているに過ぎない。
外部のすべての教師は
時代遅れである。