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再生的

デザインサイエンスプロジェクトを展開していると
ほぼ周期的にデザインサイエンスに貢献したい若者と出会う。
彼らは<掛け替えのない>人生を求めている。
貢献とは
理想とする誰かか、あるいは何かになろうとしているだけの
偽装した逃避のひとつである。
<掛け替えのない>行為は
人間が陥りやすい奇妙な思い上がりであり、
混乱のはじまりである。
その目的を達成するための社会的な選択的プロセスこそ
再生的宇宙に反する。

人工甘味料

糖質ゼロにするためにスクラロース(ハロゲン化合物)が
ビールや清涼飲料水に、
アスパルテームがアイスクリームやミント・ガムに配合されている。
これらの人工甘味料は体外に排泄されるだけで
血糖値やインスリン値に影響を与えないがために
癌の発病率の上昇が統計的に認められた科学研究のことなど
だれも気にしていない。
生物サイクルで蓄積される可能性がきわめて小さいのは
親水性によるが、その発癌性が低いこととは無関係だ。
健康管理上、糖分を排除したがる健康志向から支持されているのは当然だろう。
プルトニウムでさえ薄めれば気にしないのだから。
食べる化学物質による加速度的な群れの形成は
マーケッティングのもっとも忠実な成果だ。

自然のパッケージ

3年前の地上での核分裂(または核爆発)による
放射エネルギーはこの量子毎に放射された。
自然は放射エネルギーを
量子という宇宙の単位にパッケージしていたのである。
人間は未だ、拡散したエネルギーを
元のパッケージに戻すことはできない。
人間の発明したマネーとそのシステムで
自然の秩序は買えない。

独占方法

新しい技術が仕事に有利さを
もたらすためのもっとも有効な方法は
見せびらかしから始まり、そして
十分にじらすことによって
いつの間にか人々に独占させることである。

4種のシナジェティクス

これまでの不透明な住居の壁に
外部からの光や音、そして芳香と眺めを
透過させることは困難である。
分厚い不透明な壁ではなく
聴覚、触覚、視覚、嗅覚を遠ざけるための
4種のシナジェティクス技術がある。
それらは、不透明な物質によって
バイオスフィアの720度の全方向性の視野を遮り
個人空間を分断する方法よりは
軽量で再生的に優れている。

忠誠心(loyalty)と 王権(royalty)

生き残るための戦略においては
つねに2つ以上の政治的・宗教的組織の
どちらの内側(inside)に属するかを
最初に選択しなければならない。
社会はその選択の論理性と信頼性を
期待するように教育してきた。
この条件反射的な前提に対して
疑いを抱かせないためには
集合的な領域内(=domain)に
生まれながらに属するという意識に基づいた
忠誠心(loyalty)が形成されなければならない。
相対立して引き裂かれる忠誠心が形成されないように。
21世紀の特許権に伴う委譲された
ロイヤルティ(特権階級 royalty)にさえ
忠誠心の歴史的起源が刻まれている。

自己愛

自己愛は自分の一部であるから、
自己を冷静に外から見つめるということは難しい。
人間に深く根づいた自己愛は
<分断して征服される>最初の要因である。
自己愛に基づいた個性との融合は
さらに分離の要因である。

持続可能な開発(Sustainable Development)

持続可能な開発や発展を支えている思考こそ
補助金による見せかけの持続性を形成し
自発性を犠牲にしてきた。
それゆえ、すべての反応を無視し、
新たなものを絶えず拒んだ
持続可能な安定願望は
怖れと不安を回避する裏返しの願望なのだ。
自然以外に
持続可能なシステムは
まだ誰も開発していない。