グランチ」カテゴリーアーカイブ

怖れ

怖れは生得的ではない。
最初は特殊な外部のノイズによって
引き起こされる条件反射なのだ。
伝統的に尊敬された虚偽や道徳、
そして記号言語(たとえば法律や芸術)の反復によって
それらの条件反射がすっかり染みこんだ
群れの単純な反作用を形成できる。
怖れは人々を直線的にする。
その結果、直線的な指導者が再び英雄になる。

余裕(マージン)

<余裕>のために人々は
危険度を分散する自由度を減少させている。
にもかかわらず、人々はより豊かな<余裕>を求めている。
実際は、<余裕(マージン)のより少ないテクノロジー>が
より自由度の高い生活をもたらすことができる。
なせなら、それはテクノロジーの本質的機能と目的だからである。

アンインストール

自然は緊急時に安全側に作動する
生得的なシステム(fail-safe)をデザインしている。
そして、われわれにはあらゆる種類の代替回路が与えられている。
緊急事態がなければそれらの能力は日常的には使わない。
しかし、学校に行けば
自律的に学べる自己学習システムが発動しない<教育システム>が
考案されてきたように、
あらゆる種類の緊急事態の認識を妨害する
日常化のための<システム>が起動して
ほぼ3年が経過しようとしている。
安全側に作動する生得的なシステムをアンインストールする
心理学的テクノロジーが公然とインストールされている。

干渉

3.11以後、教室の中だけではなく
メディアから<良い質問>と<悪い質問>が
メディアによって認証され横行している。
空気を読む人々には
<良い><悪い>で思考するための
予期しないすべての干渉を排除する
アプリがインストールされている。
予期しないすべての干渉は
独創的な質問に変換できる。
これは<興味ある質問>にちがいない。

精神現象学

人間は、巨視的なコミュニケーションシステムを内在している。
自己承認と原理の普遍性との関係を
最初に哲学的に捉えたのは
ヘーゲルの<精神現象学>である。
科学的原理を教育しても
インターネットを生み出した
生得的な巨視的なコミュニケーションシステムを
採用する自己教育プログラムは未発達だ。
ーーーーシナジェティクスを除いて。
人間性とは、巨視的なコミュニケーションシステムの外部化である。

新しいアイデア

新しいアイデアは無数に存在していた。
これからも加速度的に存在するだろう。
しかし、社会が新しいアイデアを採用する時は
それ以外のアイデアが機能しなくなった場合だけである。
社会的承認を目的としたアイデアよりも
自己承認が先行した無数の孤立したアイデアがなければ
社会が存続できない<システム>を採用しているのである。
この<システム>が
人間が宇宙から学んだ方法とは
決定的に異なっていることを
個人が認識し始めていることだけで
社会システムが前例のない危機に陥っているのである。

軍事植民地化

株価と円安を上昇させ大企業からの税収を確保した後に
靖国神社参拝を実行してアメリカ議会に嫌悪を抱かせるまで
沖縄の軍事植民地情況を深化させ拡大させるための
予め取り決められた戦略構想(=絵コンテ付きシナリオ)こそ
人間と環境を優先的に犠牲する
グランチによる21世紀型の軍事植民地化の企みである。
なぜなら、ナーガ(=那覇 Naga)は
アメリカ海軍ではなくグランチの最重要拠点なのである。
バイオスフィア内で
株主に配当金を与え続けるクレジットシステムを
勝利させ、支配するための。

CPU

過労死するほど仕事量を増やせるのは
ロボットよりも人間の賃金が安いからだ。
しかし、そのロボットを
より安く働かせているのは
より少ない電気エネルギーで働く
休息を知らない人工物CPUだ。

腐敗エコロジー

エコロジーは
科学による自然の相互作用を探査する場合の
限界を表した初期の動物行動学における
生物と環境の関係を取り扱う概念であって
自然の原理ではない。
従来のテクノロジーを限りなく「改善する」という
発明の概念を否定しなければ
自然の原理は発見できないだろう。
原理はより改善された究極の自然の姿ではないはずだ。
「より良くする」というエコロジーこそ
ほとんど自然を腐敗させてしまっている。
この腐敗エコロジーは地球温暖化説とともに増殖している。