グランチ」カテゴリーアーカイブ

ドメイン

一日の三分の二の時間を
自由に使えない個人は
まだ労働者である。
ドメイン(=空間領域)の三分の二を
自由に使えない個人は
まだ奴隷である。
時間よりもドメインを獲得する方が
より困難だから。

マンハッタン計画

マンハッタン計画は
原爆開発の過程で生じたビッグデータを
どう分類するかを開発し
ハイパーテキストの基礎を築いた。
今ではweb2.0やeducational2.0に継続され
20世紀型の通学と教授方法は
すでに破壊されている。
しかし、対話によって予測できない
関係を生む生得的な場を妨害するのは
古びた権威と正義で武装した
教育システムである。

続)分割統治 (divide and conquer)

しかし、日本ではこの古典的な<分割(divide and conquer)>が
突如として<絆(divide and combine)>に置き換えられた。
人々をより広範囲に被曝させる方法が採用されたのは
揺るぎない権力構造内部で開発した
しかし、もはやコントロール不能な半永久的な核分裂反応によって
分割統治が加速度的に陳腐化されはじめた事実を隠蔽するために。
分割統治さえも破壊する
歴史上類を見ない核爆発によって
永続的な放射エネルギーの終わりのない破壊的増殖が始まった事実は
権力には受容できないほどの規模だった。
権力によって、人々を統治することができても
分裂した物質を再び統合することは不可能だ。
すべての権力もまた本質的に放射エネルギーだからだ。
今や権力構造は
激しい自己分裂の危機によって
黄昏れているのである。

分割統治(divide and conquer)

植民は植樹のように
人工的に内部にもう一つの森をつくる方法である。
この森は植民地(コロニー; colony)と呼ばれる。
異民族を対立させるためには
最初の森を分断しなければならない。
分断するには他の民族を連れてきて植民させる。
その双方を外部からの支配によって
異民族同士の対立をより煽ることができる。
分割こそ、互いに異なった森の効果的な征服方法である。
すべての人工的な裏庭(エデン)は植民地に繋がっている。

エネルギー資本主義

原発は、国家と企業がそれらから獲得できる利益以上に
膨大な半減期を所有してしまった。
否、半減期こそが原子力産業をほぼ半永久的に
維持できるシステムを生んだのである。
エネルギー資本主義への依存システムが永続的な恐怖を生んでいる。
エネルギー危機を操作する権力テクノロジーが
人間存在よりもはるかに大きな重要性を帯びた
過酷な時代を生きている。

続)<絆>実験

怖いモノが見えなくなる
<絆>によって
この2年間に少なくとも
50万人が予定よりも早く死亡している。
<絆>によって
想像力までも被曝したのだろうか。
内部と外部からの被曝を回避するすべての方法と行動こそ
自己のテクノロジーである。
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☆これらの2つの図から未来ではなく
現在を想像できなければ太陽系には生存できない。

エージェントシステム

エネルギーに満ちた政治指導者に
信念に基づいた行動を求める。
信念に基づいた行動こそが偽善を生む
これまでのシステムをより組織する。
日々の条件反射的な思考による
ありもしない政治による代理安定志向こそは
無秩序が拡大する原因である。
このエージェントシステムが
暗黒時代の安定期のためだっとは気づかれない。

個体差

生物学では個性という概念は消失する。
個体ごとの差異は個体差であり
個体性(individuality)である。
個体変異がこの個体差を形成する。
しかし、人類が群れを形成する時
その個体性は植物や菌類のようにほぼ消失する。
だからこそ、放射性物質の降下範囲内での
その群れの突然変異(=遺伝的変異)と
個体変異(=非遺伝的変異)との差異について
驚くべき実験と観察が行われている。

続)反個性

砂糖の過剰摂取が偏った過食を誘発するように
欲しいと思わせるモノだけを生産すれば
必要なものを買わないようにできる。
互いに異なったモノの所有とその自惚れから
人類の反個性は
手っ取り早く作られる。
反個性のほとんどは
条件反射的な生化学反応にすぎない。