クレジットローンにすると
「働く分だけお金を貰う」から
「お金を貰った分だけ働く」ようになる。
より少なく働く社会をだれも想像もできない社会になると
「働く分だけお金を払わされる」から
「お金を払った分だけ働かされる」
あるいは
「預金した分だけ働かされる」奴隷になっている。
すべての預金は
デフォルトのために用意されている。
「グランチ」カテゴリーアーカイブ
国籍喪失権
もし民主国家を宣言した場所に
真の民主主義があるなら
国籍とイデオロギーは
出産する場所と無関係に
その国の選挙権を得る年齢の誕生日までに
個人が決定できるだろう。
少なくともオランダでは外国人が国内で出産すると
その子どもにはオランダ国籍が与えられ二重国籍となる。
すべての民主国家が国籍喪失権を自由化すると
この国のような官僚たちは生きる場所を瞬時に失うだろう。
彼らにはこの悪夢はまだ非現実的にちがいない。
国籍とイデオロギーを自由に選べない
偽の自由に繋がれているかぎり
われわれの悪夢はつねに<現実>と呼ばれている。
送料無料
送料なしのより安い商品を
クレジットカードで買い続けられる自由を
謳歌する個人主義は
民族主義と国家主義の知的な美化にすぎない。
すべてが戦争の準備に変換されているかぎり
イデオロギーも送料無料だ。
電気エネルギーの節約について
20世紀末までの人口増加は
つねに電気エネルギーの消費量が
少ない地域で発生している。
人類の出生率を下げるには、
電気エネルギーの消費量を上げればよいのである。
税収奪を増大したい国が
電気エネルギーを節約することは
理にかなっている。
続)有機的(organic)について
有機的な政治経済システムなどは
科学的に存在しえない。
宇宙の元素数は有限だが
そのシステムでは
人間の欲望が無限大のままだから。
動機(know-why)について
社会の空気を読む能力は
想像力の不足と共に増大する。
思考過程自体を思考するには
動機(know-why)が必要だが
空気を読む能力に動機は不用だから。
動機(know-why)は
教育できないからでもある。
続)反定住時代
反定住時代の住宅ローン30年間は
不適切である。
都市部では日本版サブプライムがはじまる。
そして、高齢化と過疎化の後、
ほとんどの住宅の所有者が
そこに住んでいない時代がはじまる。
生活水準について
原子核の結合エネルギーを解放すると同時に
人々の無知を最大限に利用するために
生活費を稼ぐことを人生の最優先にする
<標準への幻想>を作り上げる。
この<標準>は人々の<生活水準の比較>から始まる。
原子力エネルギー依存の幻想は
<生活水準の比較>から始まる
<イデオロギーの比較>なのである。
人間の欲望は
比較によってもっとも増殖しやすい。
閉じた空間について
自然ウランU-238の原子核崩壊に伴って生成される超ウラン元素は
人類による完全な人工物であることを自負してきたが
その相互作用は原子炉内部だけでは保たれなかった。
いまでは原子炉外部のすべての環境が
長期的なあたらな相互作用に巻き込まれた。
<閉じた原子炉>という空間の存続は
不可能である。
あるいは、自然はテスト済みであった。
つまり自然には
<閉じた空間>は存在できないのである。
人工物
原子炉爆発
あるいは核分裂に伴う
人工的な超既製品(たとえばプルトニウム)の拡散によって
2011年から平均寿命が低下しはじめたのではなく
われわれの体や環境のすべてを構成する元素群が
恒星・超新星として
ふたたび光り輝く時期が早くなったのである。
われわれの精神が光り輝くよりも
いっそう早く
太陽系のどこにも行き場がない
プルトニウムと共に。