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超既製品はいらない

超ウラニウム元素群の半減期が
地球の年齢より圧倒的に短いのは
地球ほど長く生き延びられなかったからだ。
太陽系内で
人間がどんな目的であれ
自ら既製品の種類を増やす試みは
完全に失敗した。
そのシステムを変えることに夢中になる
人間が人間を支配したとしても
生命にとって元素は92種類で十分である。
たとえ、非生命体だけを構成するためだったとしても
太陽系にとって元素は92種類で十分である。

富の欠乏について

20世紀後半では
<食料とエネルギーの欠乏>が
根拠のない
政治的手法となった。
21世紀では
新たに<富の欠乏>が
その手法に加わったのである。
金融コングロマリットによる
<富の欠乏>へのシフトは
<食料とエネルギー>の欠乏と
地球温暖化がますます
根拠をもたなくなったからだ。
欠乏を埋めるための
新しい欠乏は
紙幣によって作り出される。

学ばない自由について

間違ったことを教えられると
それを打ち消すためには
学んだ時間とエネルギーの
少なくとも3倍以上かかることは
科学的な実験から証明された。
学校は今や
<学ばない自由>を教えない危険な場所だ。
<学ぶ自由>だけが生き残ったのは
教育システムが
<権威からの離脱と服従への拒否>
を自ら排除してきた結果だ。
人類の数百万年間にわたる
無知と好奇心、そして飢えが
学習システムを形成したのだが
<学ぶ自由>と<学ばない自由>
は教育システムから完全に分離された。
<学ぶ自由>と<学ばない自由>は
機敏な生得的なメカニズムから生まれる。
相補的な2つの自由は
学校に行く前から獲得されているからこそ
こどもにとって学校は
もっとも危険な場所なのだ。

エコノトリックス(経済的幻覚)

経済のトリックに再び惑わされてはいけない。
ーーーー奪うか奪われるかのトリックに。
リアリティの99.9%はつねに不可視である。
自然のすべてはトリックと異なり
経験的に証明不可能なマジックなのだ。

類似について

経済学ではなく
銀行制度と通貨制度との
もっとも単純な関係を理解したら
だれも「生活費を稼ぐ」ために
会社や学校に行かないだろう。
会社や学校に行けば行くほど
言語記号と権力構造との分離が
確立できないように作られている。
すべての思考が類似することは
産業革命的以後の課題だった。
記号で支配される人間の量産は
遺伝子工学よりも成功している。

欲望について

執着のあるところに権力が介入し
依存があるところに法律がはびこる。
権力構造ではどんな欲望も等価である。
それはどんな人間にもできなかった
欲望ではないだろうか。

過剰について

過剰の反対は不足ではなく
充足である。
惑星地球上の電気エネルギー生産は
すでに充足しているが
充足させないで
廃棄するか 
または節約させる経済構造がある。
エネルギー不足という
無知の生産によって
富は巧みに奪われている。

無秩序について

テクノロジーは
他者の犠牲にすることなく
生命活動を拡張するための
テクノロジーの在り方を含んでいる。
たとえば、バイオスフィアのように
電気メータのない電気を使うことも
テクノロジーである。
まちがった電気エネルギーの生産過剰と節約過剰によって
惑星地球上の人為的な無秩序は増加するばかりだ。

孤独について

孤独は本来、生命にとって有益なものである。
お笑いや国家によって編集されたニュースを聞かせながら
老人や子供を仮想的な孤独のままに置く
家電デジタル装置類は
生産コストの問題からではなく
衰退していいのである。
世界はより狭くなっているが
仮想的な孤独はますます拡張されている。