現実(real)というものは存在しない。
権力(royal)の解釈(accept)だけが
認識(realization)を作り出す。
「グランチ」カテゴリーアーカイブ
価核破壊
東電の仕掛けたエネルギー独占のための価核革命は、
セシウムとプルトニウムが去ってしまうまで
気づかれないことを前提にしている。
他者に対する配慮などは存在しないことに
気づかれないために
グランチは議会制民主主義を発明したが、
加速する被曝に関する国家の情報統制は
価核破壊の兆しを意味している。
価核
原発の目的は発電システムではなかった。
価格を先に決められる社会システムである。
たとえシステムが核爆発しても。
テクノロジー
被曝の補償は
値上げされる電気料金から支払われる。
なぜなら
「コストが1兆円上がると、1キロワットあたりの電気量は0.1円上がる」から。
電気エネルギーは労働を軽減すると同時に
搾取に使われてきたのはなぜだろうか。
宇宙の諸原理を人間の生存に利用できる
テクノロジーが
ほとんど独占されてきからではない。
まだ完全に発見されていないのである。
記号テクノロジー
農薬を散布して毒をまき散らす行為を
これまで農民が「消毒」と呼んできたように、
国家は放射性物質を単に移動させる行為を
「除染」と言っている。
権力テクノロジーが
つねに言語に介入するのは、
記号テクノロジーを制御しないかぎり
1日たりとも権力システムが
自らを維持できないからだろう。
そして
昨日、国家は「冷温停止」を
非科学的な概念で再定義したのである。
(メルトスルーした核物質の温度を測るセンサーは
福島原発には存在していない)
法衣をまとった記号テクノロジーによって
権力構造の黄昏はいまやより加速している。
日本版グランチ
原子力委員会は一貫して嘘つきである。
東電は一貫して狡い。
それは貴重な記号テクノロジーである。
システムを暴露されないように
かなり頭脳的で機敏でなければできないはずだから。
そしてなによりも
経済産業所や内閣府の内部に
多数の熱心な協力者(またはユーザ)がいないとできないことだから。
シナリオ
工場労働に派遣労働者が解禁されてから
リーマンショックが起こった。
偶然ならその逆でもよかったはずだ。
被曝戦争
放射線の規制値を高くした結果として
政治的腐敗、
法律への尊厳の喪失から始まる暴力、
そして知的労働者の他国への移住や
海域汚染による国際的な損害賠償などが
短時間に発生するだろう。
これらの代償は
すべて消費税の対象になるにちがいない。
消費税は歴史的には
軍費調達のために始められたからだ。
(続)簡単なこと
知られたくない情報と事実を
なんでも隠蔽していくと
はっきりした表面は存在しなくなる。
すべての外部と内部が
互いに溶解するから。
メルトスルーした燃料棒が
圧力容器の外部でコンクリートと共に
不定形な一つの塊になるように。
アブノック思考
原発の核爆発で放出されたすべての放射線、
つまり「波長が短い電磁波」
または「高速で動く粒子」から発生するエネルギーが、
“自然界の物理現象であり企業が所有するものでない以上、
放射性物質を回収する義務はない”
という東電のロジックに破綻がないとすれば、
正確には、日本中の送電線を流れる電気エネルギーは
国家や企業ではなく宇宙に属していることになるはずだ。
なぜなら、
「電気」とは電荷の移動や相互作用によって発生する
さまざまな物理現象の「総称」だからである。
電気が、彼らが主張するように、
紛れもない「自然界の物理現象」である以上、
電力会社は「電荷」という素粒子が持つ性質までは
けっして創れない。