その沈黙の期間は
最長の半減期よりも
短くはならないだろう。
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科学者の裏切り
科学者にとって
真理の探究は
真実の探求を含むが
給料生活者の科学者には
それが除外されているようだ。
沈黙
専門家の沈黙は、
洗脳の始まりだけを明らかにしたのではなかった。
真理を探究するはずの
科学者の葛藤なき沈黙こそは、
科学テクノロジーよりも
権力テクノロジーの優位をも証明している。
真実
公益企業である電力会社の嘘は
エネルギー不足を
国家の嘘は
議会制民主主義を
科学者の嘘は
作業仮説を
それぞれ利用する。
こうして
自分が属する世界の利益のために
大多数に不幸をもたらす<真実>は
無数に存在する。
国家機密
ある時点を越えると、
もはや引き返すことができなくなる。
なぜなら、
それが原発の目的だったのである。
内戦
復興劇によって
市民に放射能教育をしながら
同時に被曝させることから始まった市民戦争は
より拡大している。
黄昏
放射性物質を除染しても、
セシウムやプルトニウムの半減期は
誰にも変えられない。
国家は
自分の力ではどうにもならないことの処置を、
まして市民に対して
決して望んではいけない。
抑圧と攻撃
専門家と政治家によって繰り返される
「ただちに健康に影響はない」という言質には
放射線被曝によって
5年以内に癌で死ぬ可能性を含んでいるばかりか
言語による市民への
絶え間ない<抑圧と攻撃>の役割がある。
いったい何のためか?
米ソ間の冷戦構造がなくなり
「外部」を失った権力構造にとって
「内部」に対する<抑圧と攻撃>は
いまや軍事的な主目的となったのである。
プルトニウム
人間の未来を
独占された物質の稀少性が制限しても
真実は
少数派から生まれ
普遍的な原理は
ついに個人が発見する。
TPP
遺伝子組み換えと
農薬付けの穀物の摂取で短命になれば、
それだけ放射性物質を
一生涯で食べる量は少なくなるだろう。
ついに素食も困難な時代になった。