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地産地消の虚偽

政府は
外国産の小麦を一括輸入し
その買付価格に
調整金を上乗せした価格で、
製粉会社へ売り渡すシステムを作っている。
このシステムによって、
年間に数百億円以上の特別会計を捻出し、
この金額を国内消費量の1割程度のシェアにすぎない
国内産小麦に対する、
保護政策の補助金として充ててきた。
こうして、
外国産小麦の輸入なしには
国内産小麦の生産が成立しない現実が
用意された。
うどんや蕎麦の原料を
国内生産すればするほど、
そして国民がそれを食べれば食べるほど、
国内の小麦・そば生産農家は
自律することができないようになっている。

1% VS 99%

「1%が富を収奪し、99%が窮乏する世界」が
新たにやってきたのではない。
富の分配を公平に見せかけたシステムが
ただ古くなっただけである。
計画的陳腐化は
たとえば、PCや自動車だけのことでなない。
資本主義も含まれていたのである。

遠隔操作

命を支えているのは食べ物だと
誰もが思っているが、
目的を失うと
人は簡単に死ぬらしい。
より効果的に
目的を失わせるために、
核戦争よりも早く
原発が核爆発したに違いない。

連鎖

原発に絶望するのは正しいが
人間に絶望するのは適当ではない。
なぜなら
大気圏内での原理の応用は
人間に与えられた才能だが、
まだ一部の人間によって独占されただけだから。
しかしこの独占は、
人間が税金の使い途を彼ら「政治家や官僚」に委託をし、
さらにその彼らが「専門家と大企業」に委託をする形で、
それぞれに引き起こされた結果だ。
この別々に見えた結果は
核連鎖反応よりも連鎖している。

戦争機械

やはり70億人になった。
誰も喜べないお祝いは不要だ。
ハイテクマシーンを量産する派遣奴隷が
その製品を所有するための
労働時間は増大した。
その製品が買えない残りの奴隷は
農薬入りか
放射性物質入りの
安価な食糧で生き延びるしかないだろう。
もはや人類全体が一つの戦争機械だ。

ユニバーサル・デザイン

誰かが幸福であるためには
多数の他人が不幸でなければならない。
誰かが金持ちであるためには
多数の他人が借金していなければならない。
世界はいつでも
少数によって
簡単に壊れるように
デザインされている。

権力起源

権力批判から反原発を捉えるよりも
権力起源から原発テクノロジーを捉えれば、
「科学に後戻りはない」と言い張るのをやめて
「科学を後戻りさせているのは権力だ」
と認識し始めるだろう。