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固体的思考

原子炉の自重のすべては
大地に流れている。
重すぎる原子炉を支える構造は
自律的ではないから
津波の前に
M9で全体が沈下してしまった。
原子炉の周囲と下部に
閉じた配管ネットワークを
抱きかかえながら。
したがって、原子炉建屋屋上に電源を設置しても
問題は解決しない。
航空機の設計者のように
システムの総重量を知る
原子炉システムの設計者は
存在しない。
☆註
中部電力は4月20日、東京電力福島第1原発事故を受けて、国が求めている原発の緊急安全対策について、浜岡原発1〜5号機(御前崎市佐倉)の原子炉建屋屋上に、災害対策用発電機計9台を設置したことなどを明らかにした。(静岡新聞)

3つの危機

1.
人間が社会経済的に根をおろしていた
土地資本主義の時代に属している国家は、
不可視の世界で発生する諸問題の解決能力の欠如から
陳腐化されてしまった。
2.
今や人間はこの惑星全体に居住している現実に対して
世界中を動的に展開・移動する〈企業の〉能力を
優先的に増強してきたうぬぼれによって、
電力会社なども
その営利行為を原子核の不可視の現実と同期させようと
科学に依存するが、
科学が問題のすべてを熟知していると誤って仮定している。
3.
科学者のほとんどは
上記の1または2の組織に属して生活している。

イマジネーション

すべての有機体生命は
秩序を増加させるように機能している。
すべての放射性物質は
その秩序を崩壊させるように機能している。
この事実を否定する
すべての個人と企業と国家は
太陽系では生存できないだろう。
これは
もっとも単純で
信頼できる
科学的知識に基づいた
国家に対するイマジネーション(imagination=image+nation)である。

電力生産コスト

<虚偽システム>の提供する安全には
ほぼ無限の維持管理費(原子炉の解体費も含む)がかかる。
この維持管理費は
1キロワットの電力生産コストには
含まれていなかった。
そればかりか
原子力発電がなくとも
電力エネルギーは過剰に生産されている。
これがこのシステムの
最大の虚偽である。
誰も逮捕されないまま
この虚偽のツケが
災害復興税や
月額基本料金の値上げで埋め合せられる以上の
無知はないだろう。

(続)エネルギー効率

グランチはけっして
エネルギー効率8 0%の燃料電池
(アポロ宇宙船で最初に大気圏外で利用された)を採用しない。
グランチ内部のエネルギー独占の権力闘争に関係して 
燃料電池という水からエネルギーを
取り出せるテクノロジーを
解放したくないのが
その理由だ。
バイオスフィアでは
水は
だれにとっても入手可能な
豊富な資源だから。
   

エネルギー効率

新型の車のエンジンでさえ、
エネルギーの85%を無駄にしている。
エンジンの効率は僅か1 5%である。
使われなかった熱エネルギーは
主に大気中に廃棄されてきた。
原子力発電では
核分裂で発生する熱エネルギーの70%を無駄にしている。
熱効率はタービンエンジンと同じ30%程度である。
それらは大気と主に海に廃棄されてきた。
原子力エネルギーは二酸化炭素を増加しないが
地球の海水を温暖化している。
なんという
ウラニウムの無駄遣いだろう。
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エンジン効率に関するデータは
   レシプロエンジン15%
   タービンエンジン30%
   ジェットエンジン65%
   燃料電池    80%
『クリティカル・パス』
(バックミンスター・フラー著、梶川泰司訳 白揚社 2004)から引用

もう一つの相互作用

たとえ、
海から基準値の3355倍の
放射性ヨウ素が検出されても、
4号炉の燃料棒がどんな状態であろうとも、
どんな物質も宇宙では
つねに健全な相互作用をしている。
原子力安全・保安院(経済産業省)、
東電、原子力委員会、
といった
グランチは
プルトニウムビジネスを展開するために
宇宙における
物質と生命との神秘的な、
もう一つの相互作用を
最初に除外してきた。

懺悔

原発推進学者が次々と
集団で
あるいは
同時的に懺悔している。
懺悔とは、
聖なる存在の前での罪の告白であり
何よりも
機密的に
個人的になされるものである。
集団で同時的に公開懺悔するのも
<虚偽システム>である。