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海底原発

太陽系に
メルトダウンする原子炉は一つで十分だ。
ただし、
この天然原子炉から約1億5000万kmも離れて
すべての生命はデザインされた。
光合成はこれで十分だ。
この43億年間
ここ以外では上手くいかなかったから。

無為自然

人智を捨て「無為自然」に還るために
人智の象徴であるテクノロジーを捨てる解釈がある。
(例えば、産業界は「無為自然」は
東洋的な哲学だとして実用性の対極に置いている。)
物理的なシナジーによるdoing more with lessの極限が
非物質化するdoing everything with nothingであり、
ついに「無為自然」に到達するならば、
テクノロジーは先験的に自然に内在するだろう。
この先験的エフェメラリゼーションの原理を
数学的に工学的に変換するシナジェティクスは
「無為自然」を無機化学的に再構成し
視覚化することに成功してきた。
しかし、バイオスフィアにすでに実在する
「無為自然」(例えば、大気中の酸素の一定な含有率)に
課金メーターを付加できないことを
知っているグランチは
人々にテクノロジーを悪いモノだと思わせてきた。
その結果、人々は無為自然を稀少性に満ちた桃源郷に
求めるようになったのである。
(例えば、ナショナルジオグラフィックが提供する
ネイチャー映像システムに組み込まれた写真家と
世界中に待機しているその予備軍への配慮、
科学者でさえその映像に魅入ってしまう。)
それこそが21世紀のエコロジー運動の主要な戦略であった。
そして過去最大のこの非政治的な心理戦争に、
膨大な資金が使われてきたのである。
(例えば、先進工業国のエコ減税はその僅かな部分だ)

従順

自分に命令するものを求める理由を
誰も知ろうとしないし
誰も教えないので
食糧危機とエネルギー危機が発明された。
株価の上昇よりも
食料とエネルギーの不足は
どの国にも属さないで
どのイデオロギーにも属さないで
そして
どの宗教にも属さないで
誰をも従順にさせることができる。

支持率

メニューを見ないで
行列をみて
レストランの評価をするのは正しい。
しかし、
支持率を上げれば
より支持され
下げれば
より支持されなくなるのは
正しくない。
その行列を数える方法と公開の仕組みを
市民が監視できたことはないから。
それは最初にヒットラーが成功した
メディアを利用したバーチャルな方法であり
権力というテクノロジーの変形である。

外部化

鳥は一カ所に卵を産まない。
人間は都市で主に人口を増加させてきた。
鳥も人間も
自分の巣を一番好むのは変わらない。
しかし、巣が子宮とは違って
分離移動可能なのは
巣がつねに利用しない
外部化された身体の道具だからだ。
人間は2番目の人工物としての巣を
移動困難にデザインしてきた。
そのほとんどを銀行の担保物件にするために。
あるいは
国家の所有にするために。

世論

不安と欲求から生まれた知恵に
見せかけた言葉からは
だれも暖められない。
一つの真理も含まれないばかりか
事実を隠すための解釈だから。
事実を隠す言語こそ
自発的に命令する力を求める
21世紀の見えない戦争機械である。

ライフスタイル

人間のあらゆる外部化されたライフスタイルは
時代遅れを作るために作られてきただけではなく
ライフスタイル通りの人間にするためでもある。
第2次世界大戦以後
人類の食欲は空腹からよりも
食べているうちに出てくることが発見された。
動物にライフスタイルがないのは
いつも空腹だからだ。
生きるための最良の方法が内部化されている。

軍事科学者

科学者には3つのタイプがある。
発見の数より論文の数が多いタイプと、
発明の数より発見の数が多いタイプと。
そして、ほとんどは
才能以上に論文の数が多いタイプである。
どのタイプが人類に有用かは明らかであるが
3番目のタイプは軍事ではなく
もっとも教育に関係している。

現金製造装置

外車のハイブリッドカーを最近まで
国内で見たことがないのは
政府が輸入禁止にしていたからだ。
その結果、国民は日本車のハイブリッドカーが
世界でもっとも優れていると思っている。
最初のハイブリッドカーは
ポルシェが1896年に発表している。
そして最新のポルシェのハイブリッドカーは
最高速350キロで燃費は35キロだ。
同時に燃料電池車をすでに市販している。
エコカー減税で多くの人が
燃費のいいガソリンの内燃機関を延長させた新車を購入して
次世代の燃料電池車や電気自動車の開発を
遅らせてしまったのである。
自動車産業の大株主たちは
エコカー減税という補助金の延長で
手っ取り早い配当金を貰ったように、
自動車産業が開発よりも
現金製造装置を選ばせる保護政策こそ
グランチの基本的な戦略である。
つまり
石油の価格は今後確実にもっと高くなるのである。
燃費こそ石油を存続させるために生まれた
19世紀の概念である。
電気自動車では電費であり。
太陽光エネルギーに換算可能である。

頭脳的思考

どんな生命にも容認される方法で
基本的な環境の変化に適切に意識的に関与できる
テクノロジーを人間はつねに発見してきた。
**「宇宙はテクノロジーである。」RBF**
この神秘に驚嘆することから科学は始まるだろう。
しかし、それを容認できない超専門家たちを
生み出しているシステム
つまり、テクノロジーこそは
人間の頭脳が創り出した産物だと考えている集団が
イデオロギーに無関係に存在することは
じつに驚異である。
グランチは
頭脳明晰な若者から
神秘からの真の動機付けを破壊する
心理学の超専門家を抱えている。