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反サイクリック性

日本の自動車工場内での禁止事項や拒絶命令の役割を
担わされた上部構造から
生産性のためのサイクリック性は生まれなかった。

それが機能する組立ラインのそれぞれの場所で
直接的に生産的役割を担うための
サイクリック性(正社員になるための生産効率性)は
正常な人間を基準として
労働者の平均的な身体性までもが
子供の時の学習過程から再構成されなければ
到底形成できないだろう。

それらはテクノロジーと権力との見事な調和から生まれるのだ。

そして、
シナジェティクスは
反サイクリック性からしか生まれないことの
認識から開始される。

もっともプリミティブな構造とは
自己の自己への関係として定義されるからだ。

逃亡する自由

議会制民主主義国家は
秩序と法律に基づいて
他国でも自国でも
虐殺を行うことができる。

他国に逃れられないように虐殺する方法もあれば
自国で移動させないまま、静かに虐殺する方法もある。

夢から
逃亡する自由さえも奪われる時が
殺されるときだ。

彼らの刑罰操作はつねに自由だから。

無言の<錯乱状態>

放射性物質の牢獄地帯に居住する被曝行為を
隠蔽し支援する習慣のある
政治指導者たちの元で発言してきた
科学技術者たちを警戒すべきだった。

今年の9月11日に発生した福島原発の地下で発生した
異常な核分裂について何も報告しない軍産学複合体の
いつもの冷静さを装った
無気力な<錯乱状態>を警戒しなけばならない。

彼らは一様に、生命にとってもっとも危機的な
しかし、彼らの想像力をはるかに超えていた物理的作用には
つねに無言である。


地下で加速度的な核分裂を証明する
最大規模の閉じていない霧箱での粒子の軌跡群


1:30前後 霧の中に無数の軌跡を描く放射線群

還元という操作

強行採決という
反民主主義的なプロセスと
それを反論する根拠は
どうでもよいのであって
それを言い渡す側の力を行使しているだけである。

システムへの還元操作によって
法が制定可能なのである。

退屈な手続き

権力は、議員とメディア、そして

議員ではない人々を基点として、不平等で不合理なゲームを永続化する。

経験と意味作用の数々を破壊する心理ゲームの前提条件は
自在に書き換えられる。

あらゆる退屈な手続きは、
高い報酬と共に
主体の無化へと誘導する。

局所的な有限性

人々は自分のために
自分の利益のために
そして、自分の家族のために生きる。

しかし、それらの目的に生きる者が
絶えず自己とともに存在することにはならない。

さらに、自己を含む宇宙のために
存在することへの移行は
有限性に自分自身が繋がれている幻想に
直ちに呼び戻されてしまうだろう。

税金で構築される国家の安全システムこそ
この有限性という幻想の終着駅である。

安全システムが
たとえば異常気象による短期間の異常な雨量という概念で
自らをシステムから免責できるのは
この局所的な有限性なのである。

(利根川水系という浮かぶ都市に住んでいる前提条件こそ
無限性に基づいた自然が導く安全へのテクノロジーを生むに違いない。)

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安全メカニズム

安全メカニズムを機能させているのは
国家権力であるが
福島原発が生成するトリチウムの水蒸気雲は
植物の光合成レベルの安全メカニズムを
短時間で変容してしまったが
彼らはその過程で死滅するわけではない。

植物には
少ない太陽光でも生存可能な
葉緑体とミトコンドリアを用意できる
テクノロジーがある。

大気圏内の安全性を制する人類の軍事テクノロジーは
植物ほどにも達していない。

マイナンバーカード

マイナンバーカードとは
<人口>という概念で捉えた住民であって、
固有な現象と変数に基づいて、
複数のマイナンバー、つまり<人口>は推移する。

被曝率、出生率、納税率・病気の履歴
そして、食料費や学歴、住宅ローン、寿命との相互関連の
ビッグデータから安全性のシナリオを作り出し
未来を統治できるのだ。

権力は、イデオロギー的ではなく、無媒介な影響力によって
無益な学習と労働を強制しつづける。