知識は経験がなくても消化できるから
分析ばかりすると主観的になる。
学んでばかりいると無能になる。
客観的な思考力が退化していくのは
年齡と無関係な主観的な方法にある。
「グランチ」カテゴリーアーカイブ
変動
不動とは時間のない概念である。
未来永劫を前提にして生きる欲望から生まれた。
その空虚がバレると、偶然に見せかけた経済の変動によって
人々は未来までも搾取されている。
離脱(withdraw)
このままでは
異なった場所の原発が
異なった原因で
ふたたび爆発するだろう。
自然ではなく原発が原因で
より破滅的になる社会において
住宅ローンで生きる習慣は
優先的に避けるべきである。
個人が銀行に借金する習慣と常識が
もっとも危機的な状況でさえ
生活空間からも
会社からも離脱できなくさせている。
離脱(withdrawal)とは
預金(deposit )に対する払い戻し/回収の意味である。
預金(deposit )の語源は
鉱石・石油などの埋蔵物という堆積した自然の富を意味していた。
つまり、離脱とはある場所に産みだされた
富を回収する行為なのである。
配当金
配当金で裕福である構造は十分ではなかった。
資源と食料を輸入しながら他国に武器を売り
戦争の準備をしなければならない。
彼らにはこれ以上の<付加価値生活>はないのだ。
GDPと贈与経済
家事労働が除外されているだけではなく
麻薬取引や売春サービスは日本のGDPでは含まれない。
一定期間に生産された付加価値としての認識はない。
さらに、武器密売、著作権侵害、採掘エネルギー、ウランなどの
地下資源の密輸、有価証券などの偽造、脱税、そして
種々の補助金などの贈与に関与した
GDPとして認識しない地下経済の総額は、
1980年代から世界経済の過半数を超えている。
今回のような解散選挙などによって
GDPで社会をコントロールする仮想現実(=地上経済)だけを
実体として考える前提が人々に刷り込まれているかぎり
人類の現実的なすべての経済活動を把握できる範囲は
あまりにも少ない。
自動化
コンピューターによる自動化と遠隔化とは
資本主義では解雇と同義である。
太陽系が生まれたのは
重力(万有引力)によって遠隔自動化された結果である。
イデオロギーはシステムではないのだ。
実用的な概念
イチゴの隣にリンゴを置くと
2つは互いに異なった果実になるように、
民主主義国家に隣接して独裁国家を置くと
2つは互いに<見えない構造>になる。
断絶できる壁によって
戦争は確実にプロセスの一部となる。
この種の半永久機関を考案する人間は
相互に対立するイデオロギーという非物質的な概念を使って
物質的な富の収奪が可能なことを証明してきたのである。
その報酬は、配当金であり、
戦利品であり、賠償金である。
これ以上の実用的な概念はないことを
彼ら(=グランチ)はとても自負しているのである。
イチゴの隣に置かれたリンゴからも
リンゴの隣に置かれたイチゴからも
互いに<戦争と呼ばれない戦争>ほど
それからの報酬が増大するかぎり。
しっぽ依存症
学習が雇用の手段になれば
嘘つきは偉人の始まり
沈黙は賢者の欺瞞になる。
そして、平和は偽装の訓練だった。
みんなしっぽになりたがり
しっぽのない誰かは
権力か欲望のしっぽだった。
頭たちは散歩に出かけたままだ。
植民地
真実からは逃走しないが、
自由からの逃走が先になる場所から
やがて両方からの逃走を
自らモラルにする偽装国家。
隠蔽(=cover up )
隠蔽(=cover up )とは、
最初のタトゥーの上から違うタトゥーを上書きする行為である。
基本的に2回目以降の隠蔽工作は
最初の隠蔽工作より小さくすることはできない。
また、最初の色彩より薄い色ではカバーしきれないので、
色彩を制限される可能性もある。
自己満足に陥る傾向を指摘しても
歓迎されない空気を製造する人々が増加する社会では
この種の上書きにより隠蔽工作が日常化する。