一度断層となった境界面は
強度が低下するため繰り返し地震を引き起こす。
別の地下に存在する震源断層のほとんどは
地表から観察できない。
断層は、明らかに自然のエネルギーが通過した
臨界面的な軌跡である。
しかし、エネルギーが通過した断層面だけが
地震の軌跡ではない。
自然のエネルギーは
バイオスフィア内部の3次元空間を
臨界面的な軌跡を生成する以上に
自在に移動している。
一度断層となった境界面は
強度が低下するため繰り返し地震を引き起こす。
別の地下に存在する震源断層のほとんどは
地表から観察できない。
断層は、明らかに自然のエネルギーが通過した
臨界面的な軌跡である。
しかし、エネルギーが通過した断層面だけが
地震の軌跡ではない。
自然のエネルギーは
バイオスフィア内部の3次元空間を
臨界面的な軌跡を生成する以上に
自在に移動している。
モデル言語は、それ自身のうちに、
自らの解読の原理を書き込んだ言語となった。
実際、テンセグリティは自らが帰属している構造とパターンで
制御されているにも関わらず
これまでのモデル言語のシンタックスとセマンティックとを
劇的に変えてしまう新たなモデル言語を
前提するようになったのだ。
発見された解読の原理を包含するモデル言語によって
これまで知られていたテンセグリティの構造デザインを
全面的に変更し、もっとも経済的に物質化してしまったのである。
21世紀のモバイルテンセグリティシェルターは
この言語で記述されていくだろう。
<ポジティブとネガティブ>
シナジェティクス研究所のブログを参照
原理の発見⇔シナジェティクスによる構造の一般化⇔真理という
相互作用によって生み出された構造とパターンに関する三角形化が
やがて生存のための空間を支える物理的構造を引き継ぐようになる。
はじめにメタフィジックスありきである。
貧乏(=持たざる者)は自然には存在しない。
土地資本主義や金融資本主義だけにとは限らない。
貧乏という概念は人間社会の中でしか存在しない。
貧乏はそれを孤立化させていく感受性の諸形態、
または、それを排除し集合させていくシステムに存在する。
知的な弱者も、自然には存在しない。
すべての自然の相互作用は知的である。
シナジェティクスは、
テンセグリティ構造以上に単純な相補性に基づいた構造は存在しないという
<原型の有限性>の発見によって20世紀の革命的な科学的な概念を得た時、
デザインサイエンスは、
化学元素の組合せの無限性から生まれる素材と生産技術がもたらす
<形態の無限性>にデザイン理論の根拠を置いたわけではない。
モデル(model)と形態(form)という
本質的に異なる知への認識はシナジェティクスに含まれ、
峻烈でエンドレスな探査は
シナジェティクスにも予測的デザインサイエンスにも含まれる。
原子核も、そして宇宙も
階層化(hierarchization)された
構造とパターンを形成する。
宇宙に於ける階層化は
非人格的な統合力によって自己組織されるが、
学校に於ける階層化は、個性化という分断によって組織される。
たとえば、成績順による単純な個性化(classification)などによって
成功した集合体(クラスター)では、
危険に対して義務的な同一性を求め、処罰を受ける能力が形成される。
学校における階層化は、個性化を目指す過程で引き起こされる
集団化(collectivization)の回避にあった。
そして集団化の回避によって、対話能力の著しい劣化が始まる。
集団化の回避は、自然災害に対しても
危険地域からの主体的な移動能力までも劣化し
無常観で対応する人々の傾向は
処罰を受ける能力の延長なのである。
自由からの逃亡生活は、
先験的な<生存テクノロジー>の退化を伴う。
経験的な主観的事象を
バックミンスター・フラーの発見した
シナジェティクスモデルだけに変換する人々に
主観性はことごとくシナジェティクス原理には再構成されない。
経験的な事象を超越論的シナジェティクスで変換すると同時に
主観性に接近させる場合に
密かに未だ解明されていない
シナジェティクスモデリングを発見するプロセスを経由しない思考方法は
退屈な3次元幾何学の思考パターンに陥っているだけである。
モデル言語は、分析や解釈からは生まれない。
モデル言語はシナジーを奥深いところで性格づけている一つの現れに違いない。
シナジェティクスほどバックミンスター・フラーという創始者の
思想の解釈の過剰性から遠のいた学問はないだろう。
若きバックミンスター・フラーは
先天的認識がどのように可能であるのか
その可能性と根拠についての問う認識において
もっともカントに接近し、
当時の相対性理論の希有な理解者としてアインシュタインと邂逅する。
バックミンスター・フラーを
プラグマティズム(アメリカ合衆国の哲学)に閉じ込めた
ヨーロッパ経由の日本の哲学者たちは
自らの解釈の過剰性で時代遅れなのである。
哲学的認識のシステムとしてのシナジェティクスは
モデル言語の発見に満ちている。
モデル言語は先験的であり、現在も先験的に生成され続けている。
すべてのモデル言語をシナジェティクスモデルとして
視覚化可能にする操作主義において
シナジェティクスは超越論哲学を超えた最初のメタフィジックスである。
シナジェティクスは、重さのない自然の諸原理の発見を誘導するシステムである。
<構造>という一見単純で身近な言葉の背後に隠れている不完全さを
一つ残らず解放しなくてはならない。
その瞬間的な崩壊によって、人々は圧死してきたのだから。
地震の周波数によって瓦解する脆弱な仕組み以上に
振動を拒む傲慢で虚しい概念によって
維持されたその不完全さは、
構造安定性に対して無数の思考上の断層を形成しているのである。
それに対して、自然の断層は剪断応力が岩盤の強度を上回った場合に
岩盤が割れてエネルギーの分岐点である断層が生じる。
岩盤を割ることによって、地震のエネルギーの一部を解放する断層は
圧縮応力と引張応力のいずれかまたは両方によって形成されるのである。
すべての断層は、バイオスフィアのエネルギー計算によって
動的均衡を形成している。
本来は、バイオスフィアの表皮の美しい皺なのである。
生きて動く老化なき皺なのである。