シナジェティクスにおいて
容赦なく幾何学と分離する時間は、むしろ
デザインサイエンスと融合させる活動をより明晰に包括的なものにする。
こうした時間はプライムデザインの主権を
実践的だが、脆く、妥協に満ちた不確定的なノウハウと呼ばれる
知的習慣から奪い返すことができる。
デザインサイエンスの概念には
これまでの知的階層構造を無化する
反権力的思考が含まれる。
デザインサイエンスは、建築とはその起源を異にする。
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科学的執拗さ
シナジェティクスモデリングとは
モデルの現実的なモデル言語の破壊力によって
別なものへの相似なきその転換方法と
それらに到る過程を経験することを意味している。
その目的から
自己と宇宙との相互作用を除外するかぎり
宇宙における知の獲得のみを目的とする
科学的執拗さを肯定する価値観とは無縁なのである。
その科学的執拗さは
みごとな知的奴隷層を形成していることは明らかである
境界線
人間が自由に行動することの限界よりも
超えることができない境界線が
つねに自由を制限していることを知ることから
自由への行動を拡張できる方法を
知ることができる。
夕焼けもなく
夕焼けもなく、夜がやってくる。
太陽のない昼間がやってくる。
短時間の気候の変動から
生存をかけた闘いが始まる。
ウラニウムと自然との関係を知る過程で
その現象が不可欠であったとしても
それから逃れる闘いが人生で始まったのだ。
それを解決できるという権力の
傲慢さに従う人々は、強制されたのではなく
ただ生きているだけである。
野性的なモデリング技法
モデリングとは本源的な思考による
受動性の否定である。
しかしこの否定は、
多様に先行する概念に対して
実践的な作為として理解されるだろう。
けれども、隠れた意味を探し出すことから
概念の破壊へと向かう野性的な技法でもある。
モデリングの技法の劣化の始まりは
美的な基準に基づいたモデリングを目的化したときである。
手は、他者の退屈な思考言語の破壊装置である。
構造
重力に依存しない構造こそ構造である。
つまり、大地に自重を流すことで
自立する構造は、構造とは言えない。
テンセグリティよりも前に
構造は存在していなかった。
元素構成比
雨雲返せ
青空返せ
星空返せ
夏を返せ
ウラニウム返せ!
稀少元素に戻せ!
元素構成比に戻せない
テクノロジーは存続できない、
反対称性へ
圧縮力は、〈それを受ける側〉を攻囲し、
その受容する側を介して貫かれる。
その時、その圧縮力は圧縮される側を拠り所にする。
さらに、その相互作用から受ける側が、
圧縮力を加える側への反作用を拠り所にし始める時は
互いに未だ鏡像的なのだ。
作用と反作用からは、何も生まれない。
しかし、圧縮力によって張力が形成された場合
真の反対称性が存在する。
それらは、鏡像的ではなく相補的な存在へと変換されている。
この概念を理解する過程では
シナジェティクスモデルが発見された後に
理解されるという独自なメタフィジックスがある。
モノコック
構造から構造を形成していない要素を
構造自身から引き剥がす限界経験という概念なくして
テンセグリティ構造は生まれなかった。
シェルターほど、その限界経験を
直接的経験として再現されるものはない。
モノコック(monocoque=1つの殻や貝殻)は
まだ限界経験を経由していない過渡期の
産物だ。
例えば、鳥の卵や航空機はモノコックボディであるが、
モノコックによる構造の巨大化は困難だ。
原子核構造は、モノコックではない。
むしろ穴だらけで不連続である。
自然は、モノコックによる構造のナノ化も困難である。
幾何学
ところで、幾何学は回復などしない。
シナジェティクスによって陳腐化されたのである。
そして、シナジェティクスは
『コスモグラフィー』によって
宇宙構造論を含んでいる。