コスモグラフィー」カテゴリーアーカイブ

輻射熱

湿度33%で散歩に出る。
汗はすぐに乾くから洗濯はしない。
こんな日は、夕方から焚火して
熾火の輻射熱で野菜は焼かれていく。
そして、焚火の傍で
夜空を見ながら眠りにつく。
それだけで星々を癒すにちがいない。
この輻射熱は、太陽系から受け取ったものだから。

非思考言語

誰も信用しない人は
自然からも信用されない。
自然からの信用とは
人間が何かを信じる(belief system)ための
思考言語ではない。
だから、自然を信じている人を
信じることはできない。

流星

流星を見るために、これから焚火をする。
そして、
流星を見る毎にビールを飲むことにしよう。
まずは、春の明星と隣り合わせの三日月を見ながら。

破壊の観察

テンセグリティ構造を破壊する過程では
しばしば特異な現象を目撃することになる。
生きているものが生きていないものと異なる現象を区別していた
知識全体が同時に破壊されていくのである。
その破壊から逃れるために
テンセグリティ構造の破壊過程を客観的に観察できるように
より高い認識の水準の獲得に挑戦し、そして、失敗した場合、
現象や自己観察を知識の源泉として利用することの限界をも見るだろう。
これこそが、圧縮力と張力による非鏡像的で相補的な
認識論(=シナジェティクス)の始まりなのである。

リアリティというUnknown

空間デザイナーという職業があるが
<空間>はまだ物理学では解明されていない。
「昨日は過去、大事なのは未来」という考え方から
すでに<時間>は分断され奪われたままだ。
諸元素に対して能動的な作用を及ぼす実在に関する思考は、
未知(unknown)の階層構造へと統合される。
われわれは未だ、とくに芸術家たちの直観によって
この実在を<リアリティ>と呼んでいるにすぎない。