コスモグラフィー」カテゴリーアーカイブ

面について

マルチな人間や
多面的な思考方法が
空虚に感じるのはなぜだろうか。
面とは
稜線で囲まれた開口部である。
それゆえに
<無>であり
<有>になり得ないのは
ひたすら、<無>を閉ざしている
空間だからかもしれない。

続)長寿的思考

もっとも経済的な行為は
節約ではなく
技術の短命化を生み出す。
テレビとパソコンは自動車よりも
短命化の革命を担ってきた。
技術の短命化は
普遍的な原理の長寿化の兆しである。
そして無限の原理の存在は
科学的にはまだ否定されていない。

長寿的思考

革命的な食事(=ファーストフード)で
短時間に食事を済ますほど
人々はより短命になる。
不健康な食生活をすればするほど
マクロビ(=長寿食)が
おいしく感じるのは
それが保守的だからだ。
しかし、もっとも保守的なのは胃袋かもしれない。
シナジェティクスが革命的なのは
思考方法がより原理的だからである。
原理的な思考がもっとも長寿だからこそ
生存により必要なテクノロジーは
エフェメラリゼーション(短命化)を
引き起こしやすい。

アウトサイダーについて

いかなるドグマにも、宗教や国家にも属さない
マインドをつねに失わない単独者としての
アウトサイダーになるには
よりインサイダーを求める人間の欲望と愚行によって
世の喧騒に触れつづける反・経験が必要である。
死はもっとも純粋な非・経験であり
重さのないアウトサイダーである。

量子幾何学的世界像

<次元>という概念を90度のXYZ座標を使った
作業仮説(working assumption)から始める場合、
ある種の欠陥(=無理数による非合理性)が存在する。
シナジェティクスは
この25世紀間も継続された作業仮説を
破壊できる複数のシナジェティクスモデの発見、
つまり、数学的な反例を発見してきた。
その引き裂かれた矛盾を拡大するための
この半世紀間に及ぶシナジェティクスの探求によって
量子幾何学(quantum geometry)として
扱うべき諸存在が明らかになった。
数学的な基本概念を維持する社会と科学には
一つの重要な隔たりがある。
あるいは
タイムラグ以上の懐胎期間がある。
21世紀は個人が
社会の標準(=criteria)から離脱して
新たな世界像をより加速する時代なのだ。
ーーーーータイムラグを待つのではなく非同時的に。

ゴミ箱

年末の掃除は
スタジオを構成する物体の表面(ドアや床や壁、そして家具など)の
清掃だけでは終わらない。
私のデスクトップにも
クラウドにも無数のゴミが堆積している。
ゴミ箱を空にするだけで
堆積が<構造>を形成することはないだろう。