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有用性(Utility)について

包括性と抽象性との違いは
自然のデザインと人間のデザインの
違いとして現れる。
包括性は無駄な機能を衰えさせた結果、
たとえば無限のバージョンアップなどからは
けっして獲得できない。
より単純な有用性は包括性に接近する。
あるいは
真の有用性は原理に従う。
(Actual Utility follows Principle. yk)

続)モジュールについて

モジュールは人工物だけではない。
自然はエネルギーを
量子というモジュールによって
パッケージしている。
その量子間が整数比で表されるまでに
システムを単純化したのである。
シナジェティクスは
そのモジュール理論に視覚化という革命をもたらしてきた。

人工物(artifact)

傘が環境制御可能な最初のモバイル用の人工物であったように
シェルター(住居)は大気圏内における最後のモバイル可能な傘である。
大気圏外ではすでにこの人工物は
半世紀間、十分にテストされてきた。
土地資本主義に保護され続けてきた建築家は
いまやもっとも出遅れた宇宙技術開発者である。

モジュールについて

モジュールは
分断化からは生まれない。
断片化された超専門分化からも生まれない。
原子は再生的でもっとも統合された
最古のモジュールである。
再生的にデザインされ生産性の高い人工物は
モジュールから構成されている。
その場合、各機能を再現できるモジュールの内部は
ブラックボックスでもかまわない。
かつて原子核構造が人類にブラックボックスであったように。

目的

飛ばない飛行機はもっとも安全であるが
飛行機が作られた目的に反しているように
人間がこの宇宙の目的のために出現していたのなら
行動しない人間はもっとも反生物的である。