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可逆的な超遠近法

超遠近法はエッシャーの不可能な構造を可能な構造に変換するだけではなく、
可能な構造を不可能な構造に変換できる「可逆的な超遠近法」なのである。
たとえばテンセグリティ構造も不可能なテンセグリティ構造に変換できる。
エッシャーの「だまし絵」を3Dモデルで種明かしするこれまでの方法とは異なる。
エッシャーは3Dモデルを参考にして不可能性を描いたわけではない。

制作 シナジェティクス研究所 梶川泰司 2006
http://synergetics.jp/escher/Escher-ch4.html
PCのみで再生可能

発見された超遠近法(ネクスト・エッシャー)

『超遠近法で解くエッシャーの秘密』 梶川 泰司
(SCIENTIFIC AMERICAN 日本版 日経サイエンス、2007年1月号)

以下のエッシャー作品から超遠近法が発見された。
1物見の棟
2滝
3上昇と下降
エッシャーのこれらの代表作から発見された超遠近法をアニメーションで解説する。

http://synergetics.jp/escher/index2.html
注)PCからのみ再生可能

小惑星

先日アフリカ南部に落下した直径6mの小惑星の質量は
大気圏突入する隕石の総重量一日平均100トンを超えている。
惑星地球の資源は明らかに増加している。
小惑星や彗星などの地球近傍天体は10万個あるから
ニッケル、コバルト、鉄などの宇宙資源の採掘は大気圏内でも可能だ。

Inner Solar System Orbit Diagrams

https://ssd.jpl.nasa.gov/?ss_inner

テクノロジー

宇宙は再生的に相互変換するテクノロジーである(RBF)。
人間の感覚とそのテクノロジーによって変換されたすべての経験から
最大のパターンを視覚化する過程を生成する思考にとって
有用なナビゲーションはシナジェティクスである。
このナビは150年間はバージョンアップしないだろう。

空間

空間は自然の原理が局所的に集合する領域であり
特別な経験が織りなす場所である。
XYZ座標軸で描く空間の幾何学は言語による仮想空間である。
観察者によって内部と外部を形成する空間は未知であるがゆえに
空間に関する考察は宇宙論を形成する。

自然の構造

権力構造は黄昏の短命さ以外、自然を模倣しなかった。
構造の定義はテンセグリティが発見されるまで存在しなかった。
自然にはテンセグリティ以外の構造は存在しない。
細胞テンセグリティは圧縮材も張力材もタンパク質から生成されていた。
最軽量のテンセグリティは圧縮材も張力材も炭素繊維から構成される。
炭素は正4面体構造である。
これ以上のモジュールによる構造の単純化は存在しない。

地球に含まれる全炭素量はほぼ一定である。
炭素は正4面体構造である。

そのモジュールはダイヤモンド、グラファイト、フラーレン、カーボンナノチューブに変換される。

Think global, Act local.

行動によって、人間はより包括的に学ぶことができる、
Think global, Act localは権力構造が作り出した分割思考であり
分割して支配するための分業システムの表れである。
Think global, Act localは、
ローマクラブのミレニアムの命令形の標語として世界中に拡散した。
グローバリズムは、Think global, Act localと表裏一体で成長した概念である。
それは専門分化による経済支配の最終段階を意味している。