宇宙は、再生的に相互に変換するテクノロジーである。
宇宙がテクノロジーという包括的システムであるなら、
人間は宇宙に何も与えることはできない。
住宅も、車も、PCも、それら自体だけではなく、
それらの相互変換は、
稲と昆虫と微生物、そして
太陽との相互関係に接近するだろう。
火星のバイオシェルターに移住する前に。
そして、水が豊富な火星では
ジャガイモよりも稲作が遙かに優位である。
宇宙は、再生的に相互に変換するテクノロジーである。
宇宙がテクノロジーという包括的システムであるなら、
人間は宇宙に何も与えることはできない。
住宅も、車も、PCも、それら自体だけではなく、
それらの相互変換は、
稲と昆虫と微生物、そして
太陽との相互関係に接近するだろう。
火星のバイオシェルターに移住する前に。
そして、水が豊富な火星では
ジャガイモよりも稲作が遙かに優位である。
宇宙の統合されたデザインという複合体が、テクノロジーならば、
テクノロジーはどのような段階でさえ、予測されたことはなかった。
たとえば、フラーレンにおける半導体、磁性体、超伝導体の各機能は
原子数や形態からではとうてい予測不可能であった。
すべてのテクノロジーは発見されたものである。
シナジェティクスは、
基礎や土台、拠り所という概念にまったく期待しない。
宇宙の構造の起源に、基礎は存在しないから。
足下を固めるとか、基礎的、根本的といった
<基礎>に纏わる政治的経済的言語に現実性はない。
シナジェティクスを理解する基礎的知識は存在しない。
シナジェティクスは自然を発見した結果だから。
シナジェティクスに基本も応用も存在しない。
SYNERGETICS Figs. 267.02A-B Observer as Tetrasystem
直観は基礎と応用に分化できない。
メタフィジックス=「原理はどんな物理的な媒体からも完全に独立して作用している」は、
フィジックス(物理学)の原理=「引力は物体間の距離がどんなに離れていても相互に作用する」と共存する。
あらゆる原子核は共振している。
共鳴テンセグリティは、構造安定性を映し出すミクロとマクロを繋ぐ鏡である。
圧縮材が互いに非接触に形成されたテンセグリティモデルにおいて
隣合う圧縮材の端部が形成する2点間距離(=張力材の長さ)を
意図的に縮小させると、全体の球状の張力が増大する。
同時に、テンセグリティモデルの半径も増大する。
一見、常識に反したこの現象を再現できるテンセグリティモデルは稀だ。
テンセグリティを自律させる張力がまだ十分でないからだ。
床に落下させてもバスケットボールのように
バウンドしても破裂しないテンセグリティには、
張力材の長さの精度とネットワークパターンが関与する。
振動は、地震によって人々に恐怖を与え続けたきたが
テンセグリティの張力材の2点間距離は、共振によって持続し維持される。
概念を理解しなくともモデルは制作できる。
モデルを制作しなくとも設計できる。
それらは模写ですらない。
最初のモデルは、想像力によって発見されるのみである。
発見する前の、感じる静けさを模写することが困難だから。
細分化(Subdivision)による頂点数の増加、
または文節化(articulation)による<分割と増殖>の操作方法は、
観察における残余の不正確さに起因する誤差を減少させることができる。
構造における頂点(somethigness)を
ノード(結節)に置き換える方法は解剖学に由来する。
関節(articulation、またはjoint)は、
異なる方位から生まれる異なる誤差を互いに調整する場所である。
Synergetics RBF
The geodesic spheres (D and E) exhibit “very local” dimpling as the frequency increases,
suggesting much less resistance to concentrated loads but very high resistance to distributed loads.
経験は、非経験的要素を言語化する。
構造は、解析可能な部分を解析不可能な全体と統合する。
真の明晰さは、神秘を内部化する。
シナジェティクスはこの内部化の過程にある。
鳥の飛び方を解明して
飛行機が飛行できたわけではない。
翼を上下や前後に羽ばたかせながら、つねに飛行とホバリングの揚力を
発生させる飛行ロボットの開発は、
人工風洞で多様な風を作り出すことから始まる。
羽ばたく機械は、風がなくとも失速しないために
空気の流れや渦を予測的に感じなくてはならない。
レオナルド・ダ・ビンチの飛行モデルは、形態の模倣から飛行機能の再現に始まったが
空気の流れや渦の模倣からではなかった。