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空間を充填するとは何か

空隙のない物質は存在しない。
残された空隙は不足を想起させるものでも
埋めるべき現実を待機するものでもない。
残された空隙のパターンから
虚と実との相補性を思考することができる。
それぞれは単独では存在しないリアリティを。

結晶学も準結晶学もこの相補性を発見できなかったのは
視覚的な観察に始終したからである。

球の最密充填システムから、この虚と実の相補性を
認識したのはシナジェティクスだけである。

SYNERGETICS
Fig. 1032.12 Convex and Concave Sphere Packing Voids:

外学、中学、内学から自炊学習へ

外食は、外部で食事することである。
惣菜や弁当で食する場合は、中食である。
内食の場合も、食材を外部から購入している限り外食に属する。
外食も中食も、内食も食する場所とコストの違いにある。

無農薬、無肥料の田んぼと畑を自律的に運営しないかぎり、
無農薬、無肥料の完全な食材による
防腐剤、保存料のない健康な外食、中食、内食は存在しない。

学習も同様に、場所とコストの違いによって、
外学(学校)、中学(私塾または家庭教師)、内学(自宅自習)に分類されるだろう。
しかし、汚染されない完全な情報による外学、中学、内学は存在しない。
自宅での「自炊学習」の境界は、
グランチによって編集され独占された情報源によって依然曖昧になる。

シナジェティクスは、教師も学校も不要とする
完全に自律的で外部的かつ内部的、
そして全宇宙的な21世紀の学習方法である。
モデル言語の再構築が自炊学習のデフォルトだ。

シナジェティクスは、
水、食料、エネルギー、シェルターに関する
包括的で自律的なテクノロジーの探究のためのTrimtabである。
この思考のTrimtabによって、宇宙的自炊学習は確実に加速されるだろう。

共鳴作用

興味があれば、知識が与えられる。
強い動機があると人生が変わる。
未知に遭遇すると内部と共鳴し始める。

その共鳴時の持続によって、
外部エネルギーの共鳴吸収あるいは放出が起こるのである。

Synergetics Fig. 505.41 Involution and Evolution.

巨大トルネードの原因となる巨大積乱雲によって、大気重力波や音波共鳴が発生し、
高度300kmまで到達して電離圏に波状の振動を形成する。

シナジェティクスの技法

技法はしばしば懲りすぎた技法に留めさせるように働く。
原理は、その訓練され精緻化する技法には留まらない。

絶えず技法を陳腐化する原理は、
新たな技法に浸透し、その技法を通して物質化される。

他者の技法を模倣しないシナジェティクスの技法とは
技法の発明ではなく、原理を発見することである。

物質はメタフィジックスよりも遅れてやってくる。

創造性(Creativity)とは

人間に属する創造性は存在しない。

自分が作り出した現実と
妄想が作り出した自分との間に
自らが発見した宇宙の原理が介在する場合、
遅れて理解する他者がその原理を内包したアイデアを
創造性(Creativity)という自惚れた概念に基づいて
価値判断する社会を構成していることが
創造性の前提となる。

「学校教育は創造性を殺してしまっている」教育論から
独創性(Originality)は保証されない。

少なくともその教育論から、シナジェティクスが発見されたことはない。
独創性の根拠は、他者から複製されなかった独自な経験にある。

続)ゼロの脅迫

金銭で金銭を増やす経済学は、
稲作の一粒万倍(=微生物的触媒によるシナジー)の起源に
怯えている。

アジアと中東の稲作地帯は、戦時には爆弾と枯れ葉剤で、
そして、平時には肥料と農薬で計画的に破壊されている。

一粒万倍の経済学は、ゼロの脅迫を陳腐化するにちがいない。

プリセッション(Precession)

可能性を否定することによって
偶然を引き寄せることはできない。

偶然は思考した可能性を見事に否定する瞬間でもある。
そして、可能性は包括的に理解した段階ではなかったことが分かる。

思考によって<プリセッション>を計画することはできなかった。

フライホイールを用いたジャイロスコープ(gyroscope)が
地球の自転の検出の方法として発明されたのは19世紀であったが、
船や航空機やロケットの自律航法に使用される応用されたのは
第2次世界大戦以後である。

回転する2つの異なった物体は相互作用をする。
ジャイロスコープの原理は、自転する地球の地軸を前提とする。

☆From Wikipedia, the free encyclopedia

絶縁するためのテクノロジー

個人には、他者の自惚れによる対話の限界に言及することになく
未知への探査と開発のための権限が与えられている。

幾何学に先行するこの認識こそが、
シナジェティクスを学ぶ最初の動機となった。

学校の教育プログラムから絶縁する際の、
他者との無意味な対立を回避できるのは
自己のテクノロジーである。