思考は、昨日までから演繹し、新たな個別の経験から帰納するが、
視覚、聴覚、臭覚、触覚は昨日に引き戻し、
時折、運良く現在を回復できるので
純粋思考はほとんど家族向きではなくなる。
「シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ
固体的思考
動かない構造は、石のように固体的にデザインされているが
巨石自体、動いた結果である。
安住と安定を振動に求めない習慣によって
地震を怖れている。
そして、固体的思考が住宅を破壊している。
結晶中の原子は、振動する。
単独の原子や、分子、クラスターなどの各原子も振動している。
非構造
<犬のしっぽに散歩を頼む(R.B.フラー 1962)>非構造よりも、
進化した自由と生活をあらゆるシーンで具現化する
完全に無管、無柱、無線、無軌道な
テンセグリティシェルターをデザインできるシナジェティクスを開始し、
遂にその重量とコスト計算ができるデザインサイエンスを学ぶ環境が
まだその非構造に存在していないのは、
シナジェティクスもデザインサイエンスにも
学校で<学ばない自由>がインストールされているからだ。
<学ばない自由>は、<学ぶ自由>と共に、
包括的な理解(Comprehension)のための相補性を形成する。
陽子と電子のような
非鏡像的でポジティブとネガティブな構造を。
続)ゼロの脅迫
金銭で金銭を増やす経済学は、
稲作の一粒万倍(=微生物的触媒によるシナジー)の起源に
怯えている。
アジアと中東の稲作地帯は、戦時には爆弾と枯れ葉剤で、
そして、平時には肥料と農薬で計画的に破壊されている。
一粒万倍の経済学は、ゼロの脅迫を陳腐化するにちがいない。
ゼロの脅迫(再考)
ゼロ円生活、ゼロ金利、残高ゼロ、
ガス欠、停電・・・・・
みんなゼロの使い方を間違っているようだ。
昼となく夜となく
<何もない状態>に怯えている。
ゼロという
無限を対象化した概念と記号化の革命で
数えられない無限観(=空)から
人類を解放した歴史が忘れ去られ、
誰かの富は誰かの借金だというゲームを
信じ込まされている。
富と借金を合計するとゼロになるという
<何もない状態>を作り出す経済学に。
太陽系の<何もない状態>のバイオスフィアに
人類は降り立つことはできななかった。
プリセッション(Precession)
可能性を否定することによって
偶然を引き寄せることはできない。
偶然は思考した可能性を見事に否定する瞬間でもある。
そして、可能性は包括的に理解した段階ではなかったことが分かる。
思考によって<プリセッション>を計画することはできなかった。
フライホイールを用いたジャイロスコープ(gyroscope)が
地球の自転の検出の方法として発明されたのは19世紀であったが、
船や航空機やロケットの自律航法に使用される応用されたのは
第2次世界大戦以後である。
回転する2つの異なった物体は相互作用をする。
ジャイロスコープの原理は、自転する地球の地軸を前提とする。
☆From Wikipedia, the free encyclopedia
絶縁するためのテクノロジー
個人には、他者の自惚れによる対話の限界に言及することになく
未知への探査と開発のための権限が与えられている。
幾何学に先行するこの認識こそが、
シナジェティクスを学ぶ最初の動機となった。
学校の教育プログラムから絶縁する際の、
他者との無意味な対立を回避できるのは
自己のテクノロジーである。
量子(quantum)
最小のもの、あるいは微細なもの、
さらに中心的な存在というものは存在しない。
ある部分自体のみから考察される特性が存在しない場合は、
他の部分の存在を暗示する。
発見される量子(quantum)は、相互の関係性を伴う。
一つの量子は、他の量子との関係を予言する。
量子(quantum)は、工業化社会の<モジュール>の原型である。
☆quantumの複数形はquantaである。
プロトタイプ
新しいテクノロジーを社会で効果的に機能させる優れた方法は
人々にそれを盗ませるように
そのプロトタイプを見せびらかせる(=デモンストレーション)ことである。
この方法はデザインサイエンスの基本技術である。
プロトタイプは、テクノロジーの鋳型であり、
DNAがほどけてできる一本鎖の塩基配列のような情報としての
すべての鋳型は宇宙に属するからだ。
この戦略技術は、バックミンスター・フラーによって
1927年に着想され半世紀間以上実践された。
プロトタイプ段階のデモンストレーション戦略のみは、
20世紀の後半にハッカーによって盗まれたが、
ハッカーは、テクノロジーは発見されるのではなく
デザインできると考えている。
非物質化
釣糸に触ると、魚が掛かっているかどうかは
張力と振動によって瞬時に分かる。
万有引力は、触ることが出来ない。
断面がゼロの非物質化した
弾性率ゼロの破断しない張力材である。
軌道の円周の長さが
電子波の波長の整数倍でしか存在できない電子は
陽子と互いに非接触のまま原子核を構成する。
圧縮材と張力材が互いに非接触でつねに振動する球状テンセグリティでは、
圧縮材の2倍の長さを持もつ張力材で構成される場合が
もっとも安定する。