デザインサイエンス」カテゴリーアーカイブ

再生的な動機(Know Why)

動機から試行錯誤が生まれ、
試行錯誤が思考を生み、
思考が概念を生み、
概念が素材と道具の組合せのデザインを決め、
あるいは素材と道具の組合せが別のデザインを決める。
道具も素材も異なった言語だから、
すべての異なる言語との統合が新たな生活空間を生み、
生活が自分以外の環境を変え。
環境が生活を、次に概念、
そして思考を変え、新たな動機を生む。

プロトタイプの変容

量産するために
プロフェッショナな集団性でデザインした
プロトタイプが
一人の人間が自分のためだけに制作した
個人用プロトタイプよりも
より安全でより軽量でより剛性と強度があり、
より経済的であるとは限らない時代にいる。
個人的利益が目的ではない原型デザインの段階から。

動く自律的受容器

気象変動から生まれる
豪雪や暴風雨などの外部の衝撃を絶えず分散する
モバイル・テンセグリティシェルターは
不安と悲しみ、
改善の余地のない現実に囲まれて生きる苦難を
互いに分かつ友情と愛のように振る舞う、
自律的に動く受容器として物質化した
最初の共振的構造なのだ。

生活器

シナジェティクスが宇宙に内在された先験性との関係から
生活器としてのテンセグリティ構造を模索する時、
形態に対するデザイナーの独創性という
ほとんど資本主義の目的化された副産物から
不可視の張力機能の物質化は不可能だ。
それは、誰も未だデザインに成功していない
超軽量モバイル生活器の歴史が証明している。

全方位720度の正4面体世界地図

シナジェティクス研究所からオリジナル教材を販売
全方位720度の正4面体世界地図
バックミンスター・フラーのダイマクションマップの不連続な海を連続化し、
矩形化した世界初の流体地理学的な投影法に基づく正4面体世界地図。

シナジェティクス研究所オリジナル教材
https://www.tensegrity.jp/

概念の解説 「全方位720度矩形画像モニタリングシステム」
https://ja.wikipedia.org/wiki/全方位720度矩形画像モニタリングシステム#/media/File:世界地図テトラマ®アニメーション.gif

生活器をデザインする

現代の個人は、購入可能な既製品部品から家電や自動車や飛行機を再構成できない。
例えば自動車部品のすべてを調達し再構成できても、
新車を購入するほうが遙かに安価になるシステムで暮らしている。
デザインサイエンス講座では
モバイルテンセグリティ(生活器)を構成するすべての部材を
既製品から構成する方法をデザインする。

超軽量シェルターの複製のための原型

縮小精密飛行機での有人飛行テストは航空機の開発では必須である。
自らを五分の一人間に縮小できたなら
デザインサイエンス講座で作成した
縮小精密テンセグリティモデルにすぐに居住できる。
すべてを既製品で構成ですれば、
もっとも経済的な超軽量シェルターを
複製するための原型が発見されるだろう。

問題を解くよりも問題を作る思考力

問題を解く一般化された方法の学習よりも
独自な問題を作る方法の考案は困難になる。
独自な問題を作る曖昧さと共に生きるプロセスは
理不尽なほど主観的になりがちだ。
経験を有用性に変換する思考力は
その環境に属する主体が
自ら固有の解くべき問題に変換する方法に始まる。

縮小モデルの機能

デザインサイエンスで原寸大モデルを制作する時、
クリティカルパス法を採用する。
原寸大の前に作成される縮小精密モデルでは、
現実の機能のすべてが物質化される。
つまり、縮小モデルで起こることは原寸大モデルでも再生される。
シナジー作用は縮小拡大操作の影響を受けないからだ。