すべての可能な構造的な解決を退けるような
デザインがある。
シナジェティクスは、そのモデリングには関与しない。
例えば、折りたたみ可能な機能を求めただけの構造。
折りたためる構造は、もはや構造ではない部分の
折りたたみ機能によって、非構造化しているばかりか
構造の定義から逸脱する。
自然から発見された
純粋な折りたためる構造(たとえば、DNA構造)は
生存のための複製機能としてデザインされている。
デザインサイエンスは、純粋な構造を複製する。
すべての可能な構造的な解決を退けるような
デザインがある。
シナジェティクスは、そのモデリングには関与しない。
例えば、折りたたみ可能な機能を求めただけの構造。
折りたためる構造は、もはや構造ではない部分の
折りたたみ機能によって、非構造化しているばかりか
構造の定義から逸脱する。
自然から発見された
純粋な折りたためる構造(たとえば、DNA構造)は
生存のための複製機能としてデザインされている。
デザインサイエンスは、純粋な構造を複製する。
日本の自動車工場内での禁止事項や拒絶命令の役割を
担わされた上部構造から
生産性のためのサイクリック性は生まれなかった。
それが機能する組立ラインのそれぞれの場所で
直接的に生産的役割を担うための
サイクリック性(正社員になるための生産効率性)は
正常な人間を基準として
労働者の平均的な身体性までもが
子供の時の学習過程から再構成されなければ
到底形成できないだろう。
それらはテクノロジーと権力との見事な調和から生まれるのだ。
そして、
シナジェティクスは
反サイクリック性からしか生まれないことの
認識から開始される。
もっともプリミティブな構造とは
自己の自己への関係として定義されるからだ。
シナジェティクスの思考とは、
非シナジェティクス的思考という圏外との境界に留まり続け、
それがデザインサイエンスという有限な物理性へと
現実化するテクノロジーを伴った経済的な合理性によって、
シナジェティクスに息づく自然のデザインを作動させる
一つの直観的な方法なのである。
非シナジェティクス的思考と共に
絶えず想起せねばならない
自然へのメタフィジックスは、
もう一つの現実に属する。
航空機には、墜落を回避する安全装置は存在しない。
飛行するための優れた<安全装置>は
揚力をより経済的に向上させる科学的な翼と
剛性と強度のあるモノコック的な機体以外にデザインできない。
エンジンを2基しか持たない旅客機では
飛行中にその内の一基が停止し
一定時間以内に代替の空港へ緊急着陸する時でさえ
可能な航空路のみの飛行が許されている方法は
システムに付加する<安全装置>から生まれていない。
原発の発電するためのすべての<安全装置>は
発電装置以外の装置として付加されている。
原発は、地下資源マフィアの利益のためにデザインされている
反宇宙的なテクノロジーである。
電気エネルギーは、それを発生させる装置以外に
安全装置は不要である。
非科学的で高価な安全装置で統治するのは時代遅れである。
構造よりも優先し、パターンよりも優先する存在。
個的存在性を震撼させるその発見なくして
数学は構造とパターンに関与しない。
シンメトリーは、原子核の構造とパターンに採用された。
そして、もはや個的存在性を作品として練り上げる人々の方法から
新たな空間構造は生まれない。
シナジェティクスで発見された原理を
一連の蓋然的な出来事の内部へと統合する行為には
原理を発見するエネルギーとは異なるエネルギーが必要である。
つまり、デザインは、発見された原理が派生する
過渡的な形式における反日常的な意味作用を把握する
峻烈な行為なのである。
抽象概念を視覚的な用語で具体化させる
グランチのためのデザイン行為、
例えば、怠け者が好むエンブレムデザインとは
絶縁している。
構造から構造を形成していない要素を
構造自身から引き剥がす限界経験という概念なくして
テンセグリティ構造は生まれなかった。
シェルターほど、その限界経験を
直接的経験として再現されるものはない。
モノコック(monocoque=1つの殻や貝殻)は
まだ限界経験を経由していない過渡期の
産物だ。
例えば、鳥の卵や航空機はモノコックボディであるが、
モノコックによる構造の巨大化は困難だ。
原子核構造は、モノコックではない。
むしろ穴だらけで不連続である。
自然は、モノコックによる構造のナノ化も困難である。
構造とパターンを開発するとは
真理の探究ゲームにおいて、自己自身の変化の峻烈な試練として
構造とパターンを発見するという結果に終わるはずである。
他者のための生活空間を目指して
建築的方法を独創的な方法で占有する
という目的に始終してはいけない。
建築的方法は、ほとんど権力的な知性から
編み出されたものだから。
宇宙の構造は、より重要な部分をけっして形成しない。
シェルターについては、
〈所有する側と〉と〈所有しない側〉との対比や、
格差モデルや生産性の優位性を放棄しなければならない。
航空機がデザインされるときのように
安全性と軽量化によるモバイル性が
土地資本主義からの脱出手段を決定づけるのである。