安定した構造をデザインする最良の方法は
自らそれを破壊する実験から生まれる。
「デザインサイエンス」カテゴリーアーカイブ
シナジェティクスの操作主義
構造とパターンを相互に調整する言語は
シナジェティクスによる
新たな操作主義である。
その言語は数学言語に翻訳可能だ。
デザインサイエンスは
最も効果的な構造とパターンを物質に変換する
すべての方法に関わる。
このシナジェティクスの操作主義の有効性は
もっとも知的なプロトタイプで実証されるだろう。
時間とエネルギーと物質を最小化した
トリムタブとその形成方法において。
モデル言語
シナジェティクスに解説はいらない。
原理を発見するのみである。
それを物質化するすべてのプロセスに関わる
デザインサイエンスは
原型を3Dプリンターで担うプロダクトデザインとは
大きな違いが生じるだろう。
モデル言語の形成はメタフィジクスの側にあって
3Dプリンターやかつてのモックアップには依存していないからだ。
シナジェティクスとデザインサイエンスとの境界線は
モデル言語の形成によって原型を物質化していく行為によって
より曖昧になるのである。
原型の物質化は
Doing more with lessを加速する数学によって統合される。
<もう一つのテクノロジー>1
生命圏の修復にかかるすべての修復費用と
生物的な損傷を十分に修復するための開発費用とを
負担する<もう一つのテクノロジー>がないま
核分裂の再開を議会制民主主義が採用する場合、
深い知識と高度な技術を必要とする
自然からのハッキングが開始される時なのである。
危機的なグランチからいつでも遊離し
自律的で包括的な人間の生存を生命圏で調和させるための
テクノロジーの探求ができる科学者は
個人的に実践可能な自律的な食料とエネルギー、そして住居の
基本テクノロジーを自然からハッキングしなければならない。
自然からのハッキングを
つねに<もう一つのテクノロジー>に統合するのは
予測的デザインサイエンスである。
リアリティ
未来は明日のことではない。
すでに始まっている現在でもない。
行動によって思考方法を変革するプロセスから生まれ
匂いや質感を伴う自己投影される
世界像(=リアリティ)である。
ほとんどの知識は、その世界像の生成には無縁である。
畑
どの美術館にも、どのスタジオにも
美しいテンセグリティが展示される日は来ないだろう。
植物の種子のように風に運ばれて
光とともに大地にインストールされ
夜空を見ながら、畑と共に平和に暮らす
シェルターの時代が終わるまで。
デザイン
テンセグリティモデルの美しさは
モデル言語の理解度から生まれる。
テンセグリティシェルターで美しければ、
それは構造とパターンと物質との調和の美しさだ。
構造とパターンの物質への変換テクノロジーは
シナジェティクスとデザインサイエンスとの
相互作用から生まれる。
デザインとはその相互作用を発見する仕事である。
破壊実験
構造がわかるのは
構造がデザインしたとおりにできた時ではない。
構造が破壊された時だ。
すべての航空機は破壊実験の後に飛行している。
住宅はもっとも危険な方法でデザインされている
もっとも高価な製品である。
人工意識
ポケット関数電卓とiPhone 6 Plusは
ほぼ同じ大きさである。
関数とは、機能(=function)である。
スマホという無数の機能は
関数と同様にブラックボックスでデザインされている。
他者という変数に依存して
自己が決まるならば
その関数は人工意識に接近している。
アマゾンからの推薦された新刊案内のメールには
最近ほとんど反発を感じなくなっている。
デザインサイエンス
テンセグリティは、彫刻家にとってはオブジェ
建築家にとってはリダンダンシー(redundancy)の欠如
幾何学者にとってはシンメトリー
科学者にとっては理論
宇宙にとっては秩序
デザインサイエンスにとっては住居(シェルター)
テンセグリティほど付加的でないリダンダンシーを生む
シナジー作用を物質化した構造は存在しない。
その内部に住むことによって
圧縮力だけの構造の歴史を終焉させる
宇宙的な動的な秩序に目覚めるのである。
