トリムタブ」カテゴリーアーカイブ

段階について

エコロジーを富の増加のために利用できても
有機体生命と非生命との間
および
非生命間どうしの
エコロジーを認識しない社会道徳とその諸々の価値を
そしてそれらの思考方法を
全的に否定することは
思考ではなく瞑想の段階にある。

未知(unknown)

思考する優れた方法には
目的と手段を融合させるための長い準備段階が含まれる。
例えば
バックミンスター・フラーが50年の歳月を費やして到達した
<クリティカル・パス方法>は
1950年代に開発されたジェネラル・ダイナミクスと
アメリカ海軍のクリティカル・パスとは異なっている。
彼の晩年の代表作である『クリティカル・パス』(1998 白揚社)は
最短経路ではなく
必要不可欠な試行錯誤を含んだ絶対時間を積算した
最長経路の思考方法である。
プロジェクト完了までにかかる最短時間を決定するためには
最長経路のデザインが最優先される。
それゆえに、クリティカル・パスは
未知の分野の探査に使用されてきた。

逃走

逃走とは
逃走の方法を発見することである。
中性子のように。
さもなくば
鉛になってしまうだろう。

(続)trimtab

センスでは
お金を稼げないように
お金でセンスは買えない。
しかし、
どちらかを選ぶと
片方は
ありふれた夢のままだ。
真理を知る
正しい知恵(trimtab)のないことが、
今を生きることへの苦しみと
夢を生み出す。

think different

カボチャも林檎も
時期がくれば腐る。
輝く子孫のために・・・・。
人間は
生きているときから
腐っている。
自分以外を忘れるために。
なんという違いだろう。

trimtab

ジョブスは去った。
海賊になる方法より
最良のtrimtabをデザインする方法を
重さのない
永遠のクラウドに残して。

無為

貧しさは貧しいと感じた時から始まるが
幸せは幸せと感じた時には去っている。
どちらも感じないように
生きる術を学ぶほど
無為から遠ざかり
人生はより短くなっていく。

非・売電化

すべての原子力発電は送電線を前提にした
19世紀の局所的なネットワークに組み込まれている。
自然には送電線は存在しない。
太陽の核融合エネルギーは放射性が除去されて
無線ネットワークでやってくる。
植物に葉緑素が備わっているように
自然エネルギーは
つねに無線テクノロジーで変換される。
最新の太陽光発電システムでさえ
補助金と売電のために19世紀のネットワークを前提とするが
植物が太陽に売電しないように
住宅にも自律的で再生的なエネルギー変換器と
無線テクノロジーを必要とする。
自然は再生可能なエネルギーを
売ったり買ったりしないように
デザインしている。
たとえば、風のように。

森のように

森は移動した結果だ。
そのためには
樹木から無数の種子が
飛行しなければならなかった。
森は移動することで
より再生的になる。
都市は
森と闘い
森の再生機能を否定することによって
増殖してきたので
固体的なままだ。
都市は静止したコロニーだ。

方法

α線ではなく、
朝日で目覚める生活が懐かしい。
光合成の傍で暮らす夏の日々はもう望めないが
雨上がりの畑に最後の苗を植えよう。
今は植物と一緒に暮らす生活よりも
その方法がより重要になった。
方法こそつねに
重さのない
移動できるトリムタブ(trimtab)だ。