地震などの地殻変異によって人類のインフラは簡単に途絶える。
宇宙空間に生存するすべての生命は静止状態を基準にはできない。
固定や静止は死を意味する。
しかし、陸地では通学・出勤と住宅ローンの返済のために
定住させる化石燃料依存型の収奪システムが、
人類の漸進的変化を停滞させてきた。
今月からアジア地域でサービスが開始された
衛星インターネットの受信システムでさえ、
ユーザが移動しないことを前提にデザインされている。
もちろん現在の航空機は、
高速移動に対応した衛星インターネットを装備しているが、
地上では、アンテナを固定するタイプの通信テクノロジーから
計画的陳腐化が始まる。
「ベクトル」カテゴリーアーカイブ
洗脳
グローバリズムは、<Think global, Act local.>と
表裏一体で成長した概念だ。
それは、専門分化による経済支配の最終段階を意味している。
エコロジーに関心がある人々でさえ、否、彼らこそが
有効な行動原理だと信じている事実が
プロパガンダによる洗脳の有効性を証明している。
自転ミサイル
少なくとも日本やアメリカからの迎撃ミサイルよりも
地球の自転を利用して少ない燃料で射程距離を拡大しているから、
北朝鮮の弾道ミサイルはエコロジー的である。
調和
思考すること、会話すること、実践すること、
この3つが調和することは滅多にないが、
それらが分裂しないように生きることで、
幸福の分け前にあずからなくとも、
新しい発展に参加する機会は生まれる。
確率
人間が考える科学的予測から生存率を計算できる。
同じ科学的方法から、
あなたが生まれてこなかった確率は常に大きい。
誕生率はいまも神秘だ。
このギャップに生死去来がある。
エコロジー教育
エコロジー教育がすすむにつれて、
環境を破壊しないで快適な生活は
できないという考えが支配的になっている。
人間は、宇宙の原理を物質化することができる最初の有機体として、
惑星地球上にインストールされたのである。
人間が宇宙の一部であるならば、
この教育観は宇宙エコロジーに反している。
人類が存続しようとしまいと
惑星地球は、膨大な電気エネルギーを消費している。
たとえば、大気圏内に発生する雲や霧は電気的現象である。
そして、野いちごの果実でさえ微弱な電流が流れている。
彼らは快適さを求めるために、
電気エネルギーを消費していているわけではない。
快適な生活という定義は、
ほとんど石油エネルギー資本によって洗脳された結果である。
(自動車の内燃機関が発明されて油田が開発されたのではなく、
油田が開発された結果、主にガソリンを消費する内燃機関が開発されたのである。
1900年ごろのアメリカ合衆国では、
静かな電気自動車が性能もよく広く使用されていた。)
よりエネルギーを消費するためだけに、
ほとんどの道具がデザインされ続けてきたのである。
たとえ、われわれが環境を破壊する生命だとしても、
自然(=あるいは宇宙)淘汰するエコロジーのデフォルトまでは破壊できない。
花粉前線
スギ花粉の全盛期は例年になく早くやってきた。
花粉は温度で飛散する量が変化する。
都市周辺部のスギ花粉は、山間部よりも早く飛散する。
花粉は目には見えにくいが、
桜前線のように春先から北上する花粉前線のパターンがある。
そして、都市部と農村部の花粉濃度には時差がある。
http://kafun.taiki.go.jp/
通貨と利子
惑星地球を所有するための富は、
銀行システムの合法的な不正によって
銀行家の罪の外に蓄積されてきた。
現代の富は、貨幣を<無地>の紙から作り出す印刷術のようなものだ。
国家が、議会の承認を得ないで銀行から借りた借金(主に戦費)の利子を
国民から収奪した消費税や所得税、そして贈与税などから支払うシステムは、
これまでの詐欺の中でも、単純さと持続性において最大級の発明である。
偽の富と真の富とをすり替えるためのあまりにもダイナミックなトリックによって、
通貨の起源を思い出せないほどだ。
<Think global, Act local>は収奪のためのプロパガンダだ。
プロパガンダとは繁殖させるための言語「ツール」であり、
通貨と利子ほど、言語の違いを超えて惑星地球上に繁殖した概念はない。
強欲なシステム
億万長者を100人に一人の割合で現実化しながら、
100年に一回の大不況という間違った経済概念を
大多数が信じている間は、
より大きな権力という内部に対抗する政治的組織ではなく
内部を意のままにコントロールする外部が存在する。
論理性を欠いたまま暗躍する金融記号テクノロジーは、
より強化される時代になった。
これほど儲かる多国籍ビジネスはまたとないからだ。
150万人以上の億万長者の総額は、
チャンスをモノにするノウハウからすれば、
僅かな見せ金にすぎない。
稀少性
システムのために破綻しているのは、
人間の社会と未来だ。
ミクロ宇宙でもマクロ宇宙でも希有な現象だ。