忠実な誓い

忠誠心は、誠実さとは無縁だ。
忠実な誓いは名誉と金銭でコントロールできる。
王の尊厳(royalty)は、
家臣の忠誠心(loyalty)で守られるからこそ、
忠実な誓いから犯した間違いは、刑事訴追の手続きによって
一時的に保護される。

城壁

欺瞞や嘘は自分よりも他人を保護するための機能として生まれたとしよう。
城壁のように、人々を堅牢な城壁の厚みでより安心させるために。
しかし、嘘という配慮をモラルにするほど廃れた城はない。

嘘という配慮

忠誠心は嘘をつくことを容認する強制力である。
忠誠心は嘘を合理化するほど高められるシステムで維持される。
しかし、きっぱりと嘘をつかなければ
消耗させていくシステムなのである。
嘘という配慮をモラルにするほど廃れたシステムはない。

動力学的な相互作用

ジオデシックスからテンセグリティへと形態変換を段階的に学習すると
ジオデシックスを特殊化した場合がテンセグリティだと理解するだろう。
しかし、細胞も原子核、そして宇宙はテンセグリティである。
テンセグリティの特別な場合がジオデシックスである。 
形態は、動力学的な相互作用のない視覚的な認識にすぎない。
引力も張力も動力学的な相互作用に満ちている。

総三角形化

ジオデシックドームは、総三角形化されているから
安定すると考えられている。
しかし、半球状のジオデシックドームの接地面が
少なくとも5角形以上の多角形であるかぎり
総三角形化されていない。
ジオデシックドームは水平な基礎がないかぎり
その構造はけっして安定しない。