テンセグリティにおいて、まったく静的な状態は存在しない。
識別できない、または認識できないほどの秩序が物質化されている。
シナジー作用は、つねに動的で不可視であるが、それ故に、
落下できない、あるいは落下させない机上のテンセグリティは
例外的な人工物である。
宇宙の原理は、どんな美的な対象化からも
素速くすり抜けるだろう。
原型モジュール
バックミンスターフラーによる初期のシナジェティクスモジュールは、
より小さい構成要素による構造を仮定したクォークモデルの発見よりも早い。
この事実は類似に基づいた思考方法に依存しないシナジェティクスを特徴づけている。
シナジェティクスは、体系的な言語化からではなく、
外部の原型からくる情報の直観的な解読に成功している。
シナジェティクスモジュール
シナジェティクスは、空間充填システムを構成するモジュールを発見している。
私は、プラトンの正多面体を構成するシナジェティクスモジュール群が、
他の準正多面体を再構成することを発見した。(1990年)
一つの要素が他のすべての要素との関係において初めて決定される多層的な相互作用なくして
どんなモジュールも発見されていない。
そして、構造を構成するモジュールは、構造から遊離した独立性を持たない。
空間について
ある要素を構成するどんな分子でも、1つの空間が与えられている。
すべての人間に、
最小限の空間をあたえるための構造を
もっとも少ない要素で構成する課題は建築学には存在しない。
自己修復(続)
自己陳腐化のエネルギーは自己修復よりも膨大だ。
計画的陳腐化は、最大化したエントロピーである。
モバイラーにとって、身体を含む自己修復力はもっとも経済的なテクノロジーである。
自己修復
生命は複製し、修復する。
工業製品は、大量生産しながら改善されるが、
修復方法と絶縁するために、自己陳腐化が複製される。
私の4DW車は、23年を経過して純正部品はすでに供給されていないので、
クラシックカーと呼ばれている。
工業製品の死は、進化とは異なる修復の放棄によって加速する。
破断実験
テンセグリティは、
その張力材が部分的に破断しても
動揺するのではなく、
振動数の調整によって、新たな秩序に組み替える。
自然は、自らの決定にけっして動揺しない。
膨大な秩序によって、自然には破断がない。
破断実験は人間の想像力の限界から絶えず繰り返される。
テンセグリティの定義
構造という定義の範囲内で、
テンセグリティについて考えることが
テンセグリティを変えると考えていたかもしれない。
テンセグリティは、
その定義を思慮深く
より機敏に鋭くすることによって
構造の定義を変える。
テンセグリティの定義は
テンセグリティを変えない。
思育
知識の教育、道徳教育、体育教育、に次いで「食育」教育、
そしてついに最近は「服育」ブランド教育、
そのどれからでも標準以外を排除することができるという「思育」管理ゲームだ。
平服から素速く兵服に転換できるように。
包括性
確率は、偶然性と矛盾する。
偶然が計画できないならば、
確率は包括性には接近できない。
自然の原理を発見する確率は存在しない。
