生成機能

自動車のセルフスタータは自動始動装置である。
この場合の「self」とは自動と同義である。
テンセグリティの次の諸機能は、自動とはいえない。
自己組織、自己最適化、自己修復、自己補償、自己分散などはシナジーの包括的な機能を、
言語によって分岐させ分断された機能の名称である。

テンセグリティを構成する構成部材はこれらの生成機能のための情報を持っていない。
テンセグリティは未知の自然を包含している。

原子核から細胞、そして太陽系まで

かつてのインダストリアルデザインの対象は、「口紅から機関車まで」であったが
現在はミサイルや戦闘機にまで拡張されている。それらをもっとも高額な商品にするために。

テンセグリティという「原子核から細胞、そして太陽系まで」を包括している構造原理を
彼らはデザインの対象にしなかった。

真の構造は工業デザインや建築デザインではなく、つねに発見されてきたからだ。
基礎も応用も存在しない構造は、構造の定義を破壊した。

(レイモンド・ローウィは、バックミンスター・フラーと同時代であったが、
ローウィの機関車は博物館にのみ存在する)

SYNERGETICS(R.B.Fuller)
Fig. 730.12 Stabilization of Tension in Tensegrity Column

テレコネクション(teleconnection)

外力を受けたテンセグリティの離れた2つ以上の頂点が張力の変動に伴って共振する現象は
自然の構造に特有なテレコネクション(teleconnection)である。

この遠隔相関は、離れた2つ以上の領域で気圧が重力波などの原因で変化する現象を含む。

テンセグリティ原理を応用したモバイルシェルターは、局所的な北極振動(Arctic Oscillation)や
南極振動(Antarctic oscillation)と共振することになる。

私のデザインしたテンセグリティジョイントが存続できる唯一の理由は、バイオスフィアと共振(resonate)するためである。


シナジェティクス研究所が開発したテンセグリティジョイントから構成した
球状テンセグリティモデルは下記のサイトに記載

https://www.tensegrity.jp/

テンセグリティ技法

テンセグリティモデルの制作過程で露わになる、
予想できない張力作用の奴隷から逃れるための
懲りすぎた気取った技法は、絶えざる共振によってことごとく排除される。

対称的な形態からではなく、まして新素材からでもなく、共振エネルギーが構造を形成するからだ。

外力分散機能は、このテンセグリティジョイントによってより短時間により効果的に増幅される。


シナジェティクス研究所が開発した
テンセグリティジョイントとそのテンセグリティモデルは下記サイトに記載
https://www.tensegrity.jp/

集団的自己欺瞞

真実とは、一方又は他方に進むジグザグな方向を修正する時の
振幅を次第に最小化することであり、
同時にその方法を探査する過程に存在する。

噂と株価にかまけて真実を思考しない習慣は、
集団的自己欺瞞に属する。

真実は、自己と対称性と美との最小限6つの関係でのみ存在する。

SYNERGETICS
Fig. 542.02 Tetrahedral Analysis of Plato’s Triad

自然の形態の模倣は構造ではない

自然の形態の模倣は構造ではなかった。
ジオデシック構造は、数学的自然に含まれる。
「放散虫や蝿の目の形態は、ジオデシックパターンに相似しているが放散虫は、水から取り出されたときその殻は崩壊する。
蝿の目は、人類の居住可能な先行技術をもたらさなかった。ジオデシック構造は真の構造である。」
バックミンスター・フラー 1961
『宇宙エコロジー』から引用

ネクスト・エデンドーム

One Ocean,One Land,One Sky,One People

一つの海に浮かぶ1つの陸を包む一つの大気圏に
1つの人種しかない人類が存在する環境は
全方位720度のTetrama(テトラマ)に投影できる。
テトラマには、けっして人為的な非対称性としての国境は描かれない。


テトラマの平面充填システムには
Spin twonessとしての動的な2回回対称性のみが保存される。

SYNERGETICS
Fig. 1073.10 Cosmic Inherency:
Four Kinds of Twoness: Spin twoness is additive. Duality twoness (concave-convex) is multiplicative. The spin twoness and duality twoness together comprise a third relationship twoness. The fourth twoness is comprised of the macro-micro (insideness and outsideness) twoness.

デフォルト(de+fault)

誤った概念が排除できない限り失敗は続く。
しかし、失敗をもたらした誤った概念から自己を解放できるのは
失敗からより悪化する経験(de+fault)の後に限られる。
バックミンスター・フラーは、このデフォルトを失敗の神秘と呼んでいた。