共鳴テンセグリティ( Resonated Tensegrity)

あらゆる原子核は共振している。
共鳴テンセグリティは、構造安定性を映し出すミクロとマクロを繋ぐ鏡である。

原子核が外部からの共鳴電磁波を吸収して飽和するように
テンセグリティは、外力を分散しながら
構造自体をより強化するように共鳴する。

共鳴しない楽器が楽器ではないように
風で共鳴しないテンセグリティは構造ではない。

テンセグリティの美しい共鳴音は、
風と張力材だけではなく圧縮材との相互作用の結果である。

自律的テンセグリティは、浮遊するバイオスフィアと共鳴する。

共振する2点間距離

圧縮材が互いに非接触に形成されたテンセグリティモデルにおいて
隣合う圧縮材の端部が形成する2点間距離(=張力材の長さ)を
意図的に縮小させると、全体の球状の張力が増大する。
同時に、テンセグリティモデルの半径も増大する。

一見、常識に反したこの現象を再現できるテンセグリティモデルは稀だ。
テンセグリティを自律させる張力がまだ十分でないからだ。

床に落下させてもバスケットボールのように
バウンドしても破裂しないテンセグリティには、
張力材の長さの精度とネットワークパターンが関与する。

振動は、地震によって人々に恐怖を与え続けたきたが
テンセグリティの張力材の2点間距離は、共振によって持続し維持される。

裏庭

真冬の裏庭にインストールされる小さなシェルターから
外に出かけることはないだろう。

移動可能な小さなシェルターは、植物と共に
太陽を受け入れる最大の受容器なのだ。

裏庭のシェルターは、世界中の太陽と交信できる。

世界中の海は、移動型の光合成型シェルターで満たされている。
彼らは、裏庭の先住民である。

Fig. 203.09 Examples of Geodesic Design in Nature.(RBF)

シェルター(shelter)

シェルター(shelter)は、貝殻(shell)と移動体(trum)の合成語を語源としている。
危険や脅威から逃れ、待避する安全な場所を形成するための遮蔽手段を意味している。

シェルターは、体積、重量、コスト、耐久性に関する人類の要求を
一語で表している最重要な用語である。
概念からプロトタイプまで、つねに科学的に注目すべき基本条件でデザインされる。

誤差のエンジニアリング

細分化(Subdivision)による頂点数の増加、
または文節化(articulation)による<分割と増殖>の操作方法は、
観察における残余の不正確さに起因する誤差を減少させることができる。

構造における頂点(somethigness)を
ノード(結節)に置き換える方法は解剖学に由来する。

関節(articulation、またはjoint)は、
異なる方位から生まれる異なる誤差を互いに調整する場所である。

Synergetics RBF
The geodesic spheres (D and E) exhibit “very local” dimpling as the frequency increases,
suggesting much less resistance to concentrated loads but very high resistance to distributed loads.

鳥の飛行

鳥の飛び方を解明して
飛行機が飛行できたわけではない。

翼を上下や前後に羽ばたかせながら、つねに飛行とホバリングの揚力を
発生させる飛行ロボットの開発は、
人工風洞で多様な風を作り出すことから始まる。

羽ばたく機械は、風がなくとも失速しないために
空気の流れや渦を予測的に感じなくてはならない。

レオナルド・ダ・ビンチの飛行モデルは、形態の模倣から飛行機能の再現に始まったが
空気の流れや渦の模倣からではなかった。


数えられない存在

風や水は、数えられない。
砕かれ、分割された大地のすべての部分から
つねに全体が除外されるように。

そして、物事を噛み砕いて記憶するよりも
数えられない存在を理解する方法を経験から学べるように。

火星の「万年氷」北極付近にあるクレータ内部に見つかった水の氷