プロトタイプとは母型であり、鋳型である。
複製されるための。
デザインサイエンスには
批評よりもプロトタイプが必要である。
それらの物質化には
シナジェティクスの探究から始まる。
しかし、バックミンスター・フラーが
誰にも似ていないのは
シナジェティクスの探究方法には
鋳型が存在しないからだ。
偶然性
幾何学に非凡さや神聖さを求めない。
それは、ある種のBelief Systemの拡張にすぎない。
私は、偶然性を操作する
自己のテクノロジーの存在を
シナジェティクスによって確認するばかりだ。
習慣
習慣はなかなか変えられない。
気楽に作れる習慣は
気楽に暮らせる技術を生まない。
技術は習慣から生まれないからこそ変わるのだ。
考える(consider)
考えたことよりも
考える方法を考えることは少ない。
考える方法は、いつも他人の思考だ。
Cosmic Fishing
月明かりがなくとも
金星と木星が光輝く海面をみるだけで
砂浜で焚火をする必要はなかった。
環礁のあるがままの姿を見るとき
最初にシェルターのない生活が始まる。
人類は最初に大地ではなく、環礁に降り立った。
そして、貝殻から釣針をデザインしたのである。
いま、私は、環礁から外洋に出かけたままの人々のために
テンセグリティ・シェルターをデザインしている。
彼らも原初の<生活器>を待ち望んでいる。
無柱、無線、無管、無軌道な惑星での
コスミック・フィッシングができる<生活器>を。
張力膜
テンセグリティは
外部から受け取るすべての瞬間を統合する。
内部を通過するエネルギーは
すべてシステムをより強化する振動に変換される。
外部エネルギーを内部化するシントロピックなこの機能は
閉じた張力だけで形成できる。
人体にもに閉じた張力膜(筋膜)がある。
神聖幾何学(Sacred Geometry)
その幾何学的思考は古いものであって
決して新しくはない。
神聖幾何学から
シナジェティクスが生まれなかった事実が
もっとも宇宙的である。
点、線、面
シナジェティクスは新しい幾何学ではない。
数千年間維持された
幾何学の点、線、面に関する概念を破壊し
点、線、面は
それぞれジョイント、ストラット、ウィンドウに
変換されたのである。
それぞれの部材には、熱伝導性や弾性が備わっている。
関心事(concern)
自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる人々は
自分以外の出来事に関心を寄せる人々に関心を寄せない。
彼らは、何故その傾向が生まれるかにはもっとも無・関心である。
関心(concern)とは
ふるいにかけるために混ぜ合わせて
利害関係を形成する原始的な行為だからだ。
興味(interest)とは、
間に存在する関係(relationship)へ引き入れる行為である。
関心と興味は、本質的に異なる心の動きを区別する言葉である。
したがって、自分以外の出来事に関心を寄せる人々は
自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる人々にも
興味があるのである。
故郷
核爆発後のヒロシマの人々は
草木や野鳥でさえ移動した後に
セシウムのことはまったく知らされなかったが
今、こんなに多くの人が自らの意志で
故郷で再び被曝するだろうか。
自然は故郷をけっして癒さない。
彼らが自然を癒さないかぎり。
