引力(gravitation)

重力と戦うことにエネルギーを使って
ついに構造を疑ったとしたら
その瞬間に張力を失うだろう。
張力は、重力の別名の
引力(gravitation)に等しい。
すべての圧縮材は互いに
引き寄せる作用(gravitation)を及ぼしあっている。

アイデア

世間について話し
出来事について話し
アイディアについて話す順番を逆にしないから
愉快なことを理解できない人間になるのである。
そして、アイデアがなくとも
成績を上げられる社会を形成するのである。

圧縮力的社会

われわれの社会システムでは、政治や経済は
ある種の大黒柱のような圧縮材として扱われている。
人々はそれを失う怖れから大黒柱を尊敬している。
表面材が構造を形成していないばかりか
圧縮材の一部を失うのは小さく
張力材の一部を失うのはさらに小さい
テンセグリティ構造が理解されるのは
すべての大黒柱への幻想が崩壊してからだろう。

脱・復旧

構造の多くは見せかけであり
その解析でさえ
多くの愚かさからの回避にすぎない。
でなければ、これほど多くの復旧からの復興は
存在しないだろう。
すべての復旧は過去のシステムの肯定にすぎない。
偽のシステムは本当に死ぬまでに何度も死ぬ。
真の破壊への条件が解析できていないかぎり
生きる条件はデザインできないだろう。

退屈な関係

教師から指導された問題を
いくら解決しても、新しい知識にはならない。
知性と独創性とが、比例するとは限らない。
独創性がなくとも、賞賛されてきた
優れた教師と優れた学生は
退屈な関係に満足しがちである。

分散 vs 分断

どんな外力も分散し
そのエネルギーがシステムを通過するごとに
そのシステムを強化する機能から
共鳴作用へと変換するメカニズム以上に
より自由な構造は存在しない。
大地へ自重を流すための基礎を形成しないまま
構造を支えるこの分散システムは
外力を分断して征服する専門分化からは生まれなかった。

基地

沖縄の大地を占領軍の最大の基地にするために
その基地の土地所有者たちに対して
海外のどこでも自由に移住できるほどの
裕福な経済が与えられた。
その賃貸料は日本の税金が使われてきた。
自分が住んでいる土地が
そのような基地になるなら
だれでも弁護士を雇用して
海外に移住するにちがいない。
土地資本主義はこうして維持されてきた。
「那覇(なは)」の語源は、
漁場を表す「なふぁ」よりも古く
語源的にナーガ(Naga)である。
アメリカ海軍はその古代史から
ナーガの優位性を見抜いていたのである。