努力する人は未来を語り、怠ける人は過去を語る。
どちらも今を生きているわけではない。
井戸端で水くみや洗濯などをしながらではなく
日々の稼ぐ仕事の傍らで
ただ語っているだけである。
21世紀の井戸端は至る処に湧き出ているから
かなりの物知り(=a well of information)になっているが
その井戸はどこからでも覗き込まれている。
知性
自分の経験よりも他人の経験を利用する
特殊な知性で生きていけるが
他人のためにその知性はほとんど使われない。
共進化(Co-evolution)
裏庭は森へと続く最初の入口(=背戸)かもしれないが
地下30キロメートルの地殻にまで生存する
微生物圏のサブシステムの出口を構成している。
——–バイオマスの相対比からみれば。
微生物が作り出した膨大な油田と
21世紀にまで存続する石油資本との関係は
地下に長期に埋蔵されたバイオ系エネルギーによる
内燃機関を開発し続ける
一時的で特殊な共進化(Co-evolution)である。
ハイブリッドカーでさえまだ微生物圏のサブシステムである。
国家と個人
部分の集合が全体を形成するにしたがって
全体のために部分を犠牲にする全体が容認される場合
全体は推測可能である。
部分からは推測できない全体のために
機能しているシステムでは
部分の欠損が発生しても
全体のシステムに致命的な状態を形成しない。
それは、全体のために部分をより犠牲にしないことではない。
全体が部分よりも重要ではなくなるからではなく
より重要な部分が形成されない全体が形成できるからである。
親しさ
親しみのない存在は
不自然に感じるから
自然に精通すると
無遠慮な関係までも
エコロジーに含むようになる。
なれなれしさは
身勝手な愛撫でしかない。
自然を裏庭のように
親しい存在にしたいだけなのだ。
サイズの基準
Tシャツの季節がやってきた。
私のサイズは日本で買うとLLだが
アメリカではMになり
オランダではSになる。
Tシャツの標準はまだ局所的である。
Tシャツの標準は平均身長ではなく
ハンバーガーの大きさのように
胃袋の大きさに準拠している。
共鳴型テンセグリティ
共鳴型テンセグリティは絶えず動いている。
テンセグリティは、複雑に素早く変化する動的に均衡を振動に変換し
あらゆる瞬間に新鮮な調和を形成する過程を視覚化するモデルである。
このテンセグリティモデルに最初に出会ったとき、
そこには条件付けられ固定化された思考形態と、
決して静止することがない無生物のメカニズムとの間に
絶え間ない混乱がおこる。
しかし、この混乱が既成の思考パターンから
抜け出す葛藤に変化するとは限らない。
テンセグリティの一つの張力材が破断すると
全体が連動して破断する思考形態を
疑うことができないまま
絶えず動く無生物に対する怖れが拭い去れないのである。
絶えず動く構造システムが
生存空間には不適切だと判断するには
不動産という概念の牢獄が
数千年間も持続しなければならない。
浮力について
建物を支える杭が地中の固い地盤に達していないために
建物が傾く事故が報道されている。
建築技術は固い岩盤がなければ、
建物は船が傾くように傾くことを前提にした技術であるが
建築技術はあきらかに建造物全体の重量の限界に基づいていない。
物体が受ける浮力は、その物体と同じ体積の流体に作用する重力に等しい。
言い換えると、船の浮力は船体が水を押しのけた
体積分の水の全質量に等しいならば
高層ビルの浮力はその基礎部が押しのけた
大地の全質量に等しいのである。
すべての建物は浮力に応じて
沈むか、浮遊しているからこそ
固い岩盤に依存した状態でのみ不動なのである。
固い岩盤に一時的に係留された建造物は
法律上でのみ動かぬ不動産なのである。
科学的に岩盤(plate)は岩石圏(lithosphere)であり
地球表面で弾性体として機能している。
すべての固い岩盤(plate)は、大陸とともに移動している。
古い概念に固執するほど危険な行為はない。
虚報大国
「吉田昌郎元所長の調書については、
本人が上申書で非開示を求めていることから、
これまで通り開示しない」朝日新聞
未来よりも過去の事実を変える人々が
議会制民主主義とメディアを支配しているかぎり
こんな情報は当てにならない。
非独立国家の最初の原発は日本の税金で研究開発し
その後民間企業に譲渡されたのである。
カボチャ
カボチャはいまがもっとも栽培しやすい。
梅雨の中での種まきが一番発芽率が高い。
雑草の中に植えても成長が早く
ついに雑草を大きな葉の陰で覆うほどになり
地表の温度上昇を確実に防ぎ
菜園場の乾燥を防ぐことができる。
コンポストに廃棄したカボチャのこぼれ種から収穫されるカボチャは
夏には一番はやく綺麗な花を咲かせるだろう。
その花はとても短命だから、ミツバチの受粉はもう一つの楽しみである。
日よけ用のカボチャの栽培はゴーヤよりも簡単だ。
この季節ならスーパーのメキシコ産のカボチャの種からも
確実に生育できるのでカボチャの苗を買う必要はない。
カボチャのこうした強健な性質から
もっとも簡単に無農薬栽培ができる。
南瓜は中国名であるが、彼らが熱帯地方で栽培化された種とは限らない。
収穫後の保存中にもっとも糖分の高くなる伯爵カボチャの原種は
冷涼なアンデス山脈だから
ここのスタジオの傍らの気楽な栽培には適している。
今年が冷夏なら尚更だ。
