CPU

過労死するほど仕事量を増やせるのは
ロボットよりも人間の賃金が安いからだ。
しかし、そのロボットを
より安く働かせているのは
より少ない電気エネルギーで働く
休息を知らない人工物CPUだ。

腐敗エコロジー

エコロジーは
科学による自然の相互作用を探査する場合の
限界を表した初期の動物行動学における
生物と環境の関係を取り扱う概念であって
自然の原理ではない。
従来のテクノロジーを限りなく「改善する」という
発明の概念を否定しなければ
自然の原理は発見できないだろう。
原理はより改善された究極の自然の姿ではないはずだ。
「より良くする」というエコロジーこそ
ほとんど自然を腐敗させてしまっている。
この腐敗エコロジーは地球温暖化説とともに増殖している。

開かれた知識

公開講座が市民のために無料で開かれているのは
政府が大学に補助金を払っている限り
大学は市民に教育サービスをする義務があると考えているからだ。
NHKなどの放送大学も同じ理由で講義は
インターネットで公開されている。
しかし、そこには<開かれた知識>は存在しない。
<精神>が開かれていない限り
教える側と学ぶ側の<開かれた知識>は
もはや教育の対象ではない。
それが互に閉じたままだからだではなく
蓄積できる知識を理解することが互いに簡単だから。
実際、単位と授業料は
精神の自発性(know why)とは無関係に交換可能なのだ。

仮想的富

ビットコイン(仮想通貨)が
基軸通貨を脅かしている背景もまた
基軸通貨が中央銀行(日銀を含む株式会社という法人格)から
仮想的に発行されている<システム>の一部なのだ。
つまり、<図>と<地>の関係であるかぎり、
相互に交換可能である。
そのシステムこそ
資本主義の加速する膨大な利益を
仮想的な富に変換する過程で
実在する不可視なシナジー的な富を
搾取するための偽装システムなのだ。
仮想的現実を生み出す偽装現実こそ
グランチの欲望の住処となっている。

非同時的ネットワーク

<謹賀新年>とは名詞である。
この名詞から<時差>を思考できない。
海を隔てた大陸間の遠隔では
同時的に<謹賀新年>を共有できない。
<謹賀新年>は局所的である。
非同時的な銀河系に
同時的ネットワークは機能しない。
元旦は
非同時性からの逃亡を
同時に始めるための局所的なリセットなのだ。

ロジスティクス

年末は年始の準備で忙しいが
忙しくする必要はないほど、物資は過剰だ。
成長する<空虚>を
無数の忙しさで充たそうとする
ロジスティクス(logistics)がある。
人々の要求を満たすための
<空虚>が生産されている。
それは、計算を基礎にした活動(=logistics)にちがいない。

方法序説

バックミンスター・フラーの思考方法は
アインシュタインの思考方法の<再現>から始まっている。
『コズモグラフィー』はその再現過程で発生した
方法の独創性を要約したメタフィジックスである。
その思考方法こそ、自己規律を含む
シナジェティクスの方法序説なのである。

直観について

直観的に理解できる能力は
専門分化できないが
その能力がなくても専門家になれる教育が
生き残っているかぎり
数学者がシナジェティクスを理解するよりも
こどもがシナジェティクスモデルを作るほうが簡単だ。