整備士

フォードのステーションワゴン
95年式の19年目の車検で
信頼できる整備士に会いに500キロの旅。
高速での燃費は10キロ。
排気量4000ccのエクスプローラの燃費は
日本車の4WDより優れている事実を知っている
整備士はほんとうにメカ好きだ。
そしてメカニズムの説明が明快だ。
彼はセスナ機のパイロットでもある。
陸海空の移動体の整備技術者は
テンセグリティの外力分散システムを
サスペンションの機能分化として理解する。
彼の対話のメカニズムは専門分化しない。

生活器(反・兵器)

すべての兵器は
砂漠で闘うためだとしても
寒冷地仕様にデザインされているように
生存可能な寒冷地仕様の
テンセグリティ・モバイルシェルターとは
設置する場所の平均気温ではなく
最低気温に対応している。
これまでのアウトドア用のテントが
たとえ極地探検用のテントでさえも
断熱性と遮熱性、そして耐候性や耐久性を備えていないのは
極地での極地長期的な生活のための道具ではないからだ。
移動時の軽量化のためにそれらのほとんどの機能は
前例のない極地探検の記録更新のために犠牲になっている。
超軽量のテンセグリティ・モバイルシェルターは
寒冷地における長期的な快適生活のための道具である。
人類の5%が定住ではなく
つねに移動しなければ包括的なテクノロジーは発展しない。
テンセグリティ・モバイルシェルターは
大気圏内宇宙での長期のモバイル居住実験に最適である。

再生的モジュール

一雨ごとに、広葉樹の森は
光合成を弱めている。
光合成を弱めるためには
葉緑素を劇的に減らさなければならない。
同時に
凍結から身を守るための
水分を減らす劇的な方法こそは
落葉であった。
あるいは
葉を小さく、厚くするという方法であった。
短時間に移動できない彼らが
急激な寒さと闘うのではなく
表面積を短時間に劇的に減らす方法を採用したのは
より寒い気候に適応するためである。
同じ理由から
テンセグリティシェルターが
より寒い場所に移動できるのは
シェルターを構成するモジュールの
統合的な再生的デザインによって
植物の葉のように<合成>と<分解>を繰り返すことで
広範囲に自在に移動するための
もっとも経済的な表面積を再構成できるからである。

偶然性

偉大な自然の原理の発見ほど
発見者には純粋な偶然性が介在している。
発見者はその偶然を偶然性のまま
取り出すことに失敗して
新たなシンタックスを取り出すのだ。
この瞬間に発見者の発見力が明確になる。
発明もまた
偶然性が介在した
あるいは
介在させる発明ほど
発明家の発明力が明確になる瞬間がある。

自己のテクノロジー(再考)

何かを築きあげるための唯一の基礎は
大地だけではない。
惑星地球を支えているのは
圧縮力に耐える大地ではなく
<万有引力>という太陽系を超えた距離でさえ
けっして超越しない不可視の張力である。
自分自身を知るための自己のテクノロジーは
圧縮力に耐えるがゆえに
自重をけっして超越しない
思考のすべての構造を最初に否定できるだろう。
大気圏内を移動し浮遊するための
思考の全構造を再構築するのは
つまり、何かを築きあげるための最初の自律的な包括性は
この自己のテクノロジーである。

最小移送コスト

「適地適作」
「地産地消」
「身土不二」
にもっとも貢献している化学元素は
セシウムとプルトニウムである。
元素と人間の移送コストを
最小にすることが除染産業であった。
除染産業はスローフードを啓蒙して
利益率を向上できる。

万能意識 (multipotency)

ノウホワイ(know why)は
いわば万能細胞(=ips細胞)のように
教師や学校教育プログラムを全く使用せずに
分化し統合できる万能意識を呼び覚ますことができる。
こどものある時期(人間の10歳児の知的爆発期)の
ノウホワイ(know why)は
統合的多能性 (integrated multipotency) と呼ばれるだろう。
こどもは興味のあることは
経験を超えて実現できるという意識を持っている。

生物学的雑用

生物学で分類できない植物は存在しないが
雑草には名前がない。
名前のある価値のない職業は無数にあるが
雑用には名前がない。
エコロジーシステムから雑草を除外できないように
人類の雑用には無数の創造性が潜んでいる。